効率よく顧客にアプローチ!おすすめのメール配信システム6選

コロナ禍によって顧客を訪問する機会が減り、新規顧客の獲得に苦労している企業が増えています。気軽に客先に訪問できない状況では、メールを利用したアプローチが重要です。顧客に関心を持ってもらえれば、リモートで提案することもできます。ここでは、リモートワークにおいても効率よく顧客にアプローチできるメール配信システムをご紹介します。

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メール配信システムとは

メール配信システムとは、データベースに登録されている顧客に対して新商品やキャンペーンの知らせるメールを一斉配信するシステムのことです。登録しているリストに対して一度にメールを送ることができるため、販促活動が効率化します。また開封率の管理やエラーメール対応など、営業戦略の立案にも利用可能です。

メール配信システムはリモートワークでも問題なく利用できるため、コロナ禍での企業活動をサポートします。

 

メール配信システムを導入するメリット

メール配信システムを導入すると、どのようなメリットを得られるでしょうか。

複数の宛先に対してメールを送信できる

メールソフトを利用してメールを送る際は、メールアドレスを指定して件名と本文を書きますが、一人ひとりに対して操作をしなければなりません。BCCに複数のメールアドレスを入れて送ることはできますが。「〇〇様」と名前を入れることはできないため迷惑メールだと思われる可能性があり、開封率が低くなります。

メール配信システムを利用すると複数の宛先に一括でメールを送信できる上に、個々の顧客の名前を入れられるため、開封率が高くなるというメリットがあります。

一斉配信ができる

一度に大量にメールを送るとメールサーバーに負荷がかかるため、遅延や未達などが起こりやすくなります。メール配信システムは、大量のメールを送れるようにサーバーが設計されているため、遅延や未達のない一斉配信が可能です。よって、伝えたい情報を確実にメールで届けることができます。

マーケティングに活用できる

メール配信システムでは、メールを送った相手の開封率を取得できます。メールを送った顧客の中でどの人が興味を持ったかがわかるため、見込み客の特定が可能です。また、メールを送るタイミングの分析にも利用できます。「BtoBの場合は朝の開封率が高い」「BtoCの場合は休日のほうが良い」など、配信の効果的なタイミングを把握できるのです。

もし営業マンが100社を訪問しようと思えば、1ヵ月あっても回り切れないでしょう。メール配信システムを利用すれば、100社へのアプローチがほんの数分で終わります。リモートワークにおいて外出することなく営業活動ができるため、業務効率が高まるでしょう。

 

メール配信システムを導入する際の注意点

ここからは、メール配信システムを導入する際の注意点について見ていきます。

メール配信数の上限を確認する

メールサーバーへの負荷を軽減するために、配信上限数を設けているメール配信システムがあるため、送付を予定しているメールの件数が上限を超えないかどうかを確認します。料金体系は大きく分けて定額制と従量課金制があり、メールアドレスの数や送信頻度によってコストが大きく変わるため、事前にコストと件数、送信頻度を確認しなければなりません。

HTMLメール作成の使いやすさ

多くのメール配信システムでは、HTMLメールを作成できます。HTMLメールとはWebサイトのようなビジュアルのメールのことで、文章のみのメールに比べて自社サイトなどへの誘導率が高くなるのが特徴です。

HTMLメールを作る際は、メール配信システムのエディタ画面を用います。エディタ画面が使いやすいと時間の節約になるだけでなく、メール配信業務に取り組むモチベーションも高まるでしょう。

最近はスマホやタブレットでメールを確認する人が増えているため、パソコン用に作成したHTMLメールをスマホやタブレットで見る際に、自動的にサイズを調整してくれるものが便利です。

 

メール配信システムの選定ポイント・選び方

ここからは、メール配信システムを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

クラウドタイプであるか

メール配信システムはクラウド型が増えていますが、オンプレミスタイプのものもあります。現在はリモートワークが一般的になっているため、クラウドタイプのものを選びましょう。

利用できるユーザー数の確認も必要です。リモートワークでは、メール配信システムに誰がログインしているかがわかりにくいからです。メール配信システムを利用できる人数が、自社での運用に合っているものを選びましょう。

セキュリティがしっかりしているか

メール配信システムでは、会社にとって重要な顧客情報が扱われます。システムのセキュリティが脆弱だと個人情報の漏洩などの事故が起こる可能性が高くなるため、セキュリティ対策の内容はよく確認しましょう。また、スパム対策が行われていることも併せて確認してください。

 

おすすめのメール配信システム6選

ここからは、リモートワークでの利用におすすめのメール配信システムをご紹介します。

サービス名

初期導入費用

月額費用

登録アドレス数

HTMLメール作成

Benchmark Email

0円

1,530円

無制限

配配メール

3,000円

20,000円~

10,000件~

Zoho Campaigns

0円

450円

無制限

ferret One

100,000円

100,000円

要相談

MailChimp

0円

20ドル~

1,500件~

Sales Cloud

要相談

要相談

要相談

 

Benchmark Email

「Benchmark Email」は、HTMLメールエディタが非常に使いやすいメール配信システムです。初心者でもマウスでパーツをはめていけば、簡単にオシャレなHTMLメールを作れます。

メールのテンプレートが用意されているのも嬉しいポイント。リモートワークでもストレスなくメールを作成できるでしょう。配信数の上限を250通にすれば月額費用が無料になるので、お試し感覚で始められます。

 

配配メール

「配配メール」は、シンプルで誰でも使いやすいメール配信システムです。

メールマーケティングに必要な最低限の機能に絞ってあるためシンプルで、リモートワークでの引継ぎも簡単にできるでしょう。フォロー体制がしっかりしているので疑問をすぐに解決でき、安心して利用できます。初心者にやさしいメール配信システムといえるでしょう。

 

Zoho Campaigns

「Zoho Campaigns」は、用途に応じてテンプレートを活用できるメール配信システムです。

オプションが豊富で料金の幅も広いため、自社の運用に合ったプランを設定できます。過去の開封率などを分析し、一人ひとりに合ったタイミングで配信が可能です。メールマーケティングの精度が高まるメール配信システムといえるでしょう。

 

ferret One

「ferret One」は、BtoBに特化したメール配信システムです。ferret One の最大の特徴は、メールマーケティングがセットになっていること。メール配信システムを導入して終わりではなく、サイトの更新からメール配信の方法、マーケティング手法まで得られます。

メールの反応に合わせてサイトを更新できるため、PDCAサイクルを回して見込み客を獲得しやすくなります。

 

MailChimp

「MailChimp」は英語ベースのメール配信システムです。英語ベースだと利用しにくいイメージがありますが、慣れるとシンプルで使いやすいところが魅力です。

HTMLメールのデザインが非常に凝っており、個性的なHTMLメールを作成可能。開封率や開封時間も簡単にわかるため、さまざまな分析に活用できます。シンプルな操作性は、リモートワークでのメール配信業務の味方になるでしょう。

 

Sales Cloud

「Sales Cloud」はSalesforceが提供する、顧客システムと連動するメール配信システムです。Salesforceは、世界中の企業で採用されている顧客管理・営業支援のプラットフォーム。顧客情報が管理されているデータベースから、一括でメールを配信できます。新規顧客獲得や既存顧客との関係継続に役立つでしょう。

 

まとめ

メール配信システムでHTMLメールなどを活用し、顧客への効率的なアプローチを売上につなげていく必要があります。リモートワークでも可能な営業活動の手段として、今後メール配信システムの必要性と需要が高まることは間違いないでしょう。

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