リモートワーク時代に活用したい!おすすめの人事評価サービス6選
コロナ禍でリモートワークを推奨する企業が増える中で、社員の評価を通常通り行うことが課題となっています。上司と部下が離れて仕事をしているため、部下の仕事ぶりや成果をより意識して見なければならないからです。ここでは、人事評価サービスのメリットや導入する際の注意点、リモートワークでも活用できる人事評価サービスを紹介します。
起業家に有益な情報を徹底してお届けする「創業手帳」から、日本初のリモートワーク導入・改善のためのガイドブック 「リモートワーク手帳(無料)」 が創刊されました!リモートワーク環境での課題を解決に導いてくれる有益な情報を無料でご確認いただけます。あわせてご活用ください。
Contents
人事評価とは
人事評価とは、社員の成長や業績、会社に対する貢献度を数値で表すことです。人事評価は給与や昇進に直結するため、社員が不満を感じないように公平性を保つ必要があります。
昨今、リモートワークの環境で業務を行う社員の評価に課題を感じる企業が増えてきました。最近の人事評価では、360度評価や目標管理など会社独自の評価方法が採用されるケースが増えているため、自社の考え方にマッチし、かつリモートワークでも正当な評価ができる人事評価サービスが求められています。
人事評価サービスを導入するメリット
人事評価サービスを導入すれば、社員情報をデータベース化できるため評価業務が効率化します。ここでは、人事評価サービスを導入するメリットについてお伝えします。
評価基準を標準化できる
人事評価サービスを導入すれば、社員の評価を標準化できます。上司によって評価基準が変わると社員は会社に対して不満を持ち、モチベーションが下がるでしょう。人事評価サービスで評価項目と評価基準を登録しておけば、上司によって評価が変わることはありません。
公平な評価は組織力を向上させ、社員のモチベーションを高めます。評価情報を横断的に共有すれば、評価者である上司のスキルアップにもつながるでしょう。
目標を管理できる
目標管理は、人事評価サービスの大切な要素です。期首になると、会社のビジョンをもとに部門の目標を立て、それをもとに個人目標を設定します。部下の目標は上司に共有され、目標に向かうプロセスは適切か、順調にスキルアップしているかなどを定期的に確認します。
人事評価サービスを導入すれば、リモートワークでも部下の目標の進捗を確認できます。顔を合わせなくても的確なアドバイスや軌道修正ができ、部下の成長を促すことが可能です。
評価情報を分析できる
人事評価の方法は、時代とともに変化しています。リモートワークを推奨している企業では、リモートワークに合わせた評価が求められます。過去の人事評価がデータベース化されていれば、評価情報を分析して時代に合わせた評価制度の検討が可能です。
社員のスキルを分析できれば、生産性の高い組織を構築できるでしょう。それぞれの個性を組み合わせて、高いパフォーマンスを発揮する体制が整います。
人事評価を導入する際の注意点
人事評価サービスを導入する際に、注意すべき点がいくつかあります。
評価基準を明確にしておく
人事評価サービスに評価基準を登録しておけば、評価の標準化につながります。ただし、人事評価サービスの利用で得られる効果はあくまで評価基準の浸透であり、登録する評価基準の内容は事前によく検討しなければなりません。特にリモートワークの環境においては、評価基準の見直しが必要になることがあります。
評価基準は一度設定したら終わりではなく、継続的に見直しを行います。公平性を保ちつつ、社員のモチベーションが向上する評価基準の検討を継続するのです。
人事評価の活用範囲を決める
次に、評価の内容が反映される範囲を決めます。評価は給与に反映されるのか、昇格にも影響するのかなどは、社員が気にするポイントです。例えば、「目標管理はボーナスに反映するが昇格には影響しない利用しない」といった基準を設定します。
評価されるために働くわけではありませんが、評価を意識したスキルアップは組織に良い効果をもたらします。したがって人事評価サービスを導入する目的について、社員に納得してもらうことが重要です。
人事評価サービスの選定ポイントと選び方
人事評価サービスを選定する際、どのようなポイントを見ればよいのでしょうか。ここからは、人事評価サービスの選び方についてお伝えします。
リモートワークに対応できること
大半の人事評価サービスはクラウド上で動作しているため、リモートワークでも利用できます。しかし、面談の実施方法や実績の確認方法などのルールは別途必要です。すでにリモートワークで運用されている人事評価サービスの導入事例を参考にするとよいでしょう。
自社の評価制度に対応できること
企業にはユニークなものから伝統的なものまで、独自の評価制度があります。したがって、社内で利用している評価制度に対応できる人事評価サービスを選ばなければなりません。全て評価業務が人事評価サービス内で完結するようにしておくと、効率的に運用できます。個人のスキルを分析することで、理想的な組織の構築にも役立つでしょう。
おすすめの人事評価サービス6選
リモートワークで活用できる、おすすめの人事評価サービスをご紹介します。
サービス名 |
導入費用 |
月額費用 |
目標管理 |
ワークフロー |
カオナビ |
0円 |
29,800円 |
〇 |
〇 |
HRMOS評価 |
498,000円 |
85,000円 |
〇 |
〇 |
MBOクラウド |
0円 |
50,000円 |
〇 |
― |
HR Brain |
0円 |
69,800円 |
〇 |
〇 |
あしたの評価HR |
0円 |
45,000円 |
〇 |
〇 |
評価ポイント |
50,000円 |
700円/ユーザー |
― |
〇 |
カオナビ
「カオナビ」は社員の個性を最大限に生かすための人事評価サービスで、リモートワークでの活用実績が豊富です。
カオナビという名前の通り、顔写真が表示されるインタフェースになっており、視覚的に社員を確認できます。潜在的な個性を把握しやすく、これまでにない組織変更ができるようになるのがカオナビの特徴です。
優秀な人材は目立っている社員だけではないため、アピールが不得意でも優秀な社員の個性に気付くことが大切です。カオナビはリモートワークでも社員の個性に気付くことができ、適切なアサインを検討できる人事評価サービスと言えるでしょう。
HRMOS評価
「HRMOS評価」は、様々な評価制度に対応できる人事評価サービスです。
人事評価サービスを選ぶ際、自社の評価制度に対応できるかどうかは重要なポイントです。HRMOS評価は多くの企業に導入された実績からも分かるように、あらゆる評価制度を運用できるように設計されています。評価情報は蓄積されるため、分析が可能です。その年の評価だけでなく、過去にどのような実績を残してきたのか、成長したタイミングやスキルアップの時期はいつなのかなども確認できます。上司がスピーディーに部下のスキルを確認できるため、リモートワークでも手間をかけずに評価業務を行うことが可能です。
MBOクラウド
「MBOクラウド」は、目標管理の機能に優れた人事評価サービスです。
目標管理は、社員が成長する上で非常に重要な役割を担っています。目標の立て方が悪ければキャリアパスを見失い、部下の成長を止めてしまうかもしれません。目標を上手く立てられない社員がいれば、上司が時間をかけてマネジメントをする必要があるでしょう。これはリモートワークでも同様で、MBOクラウドであれば上司と部下が綿密なコミュニケーションを取りながら目標を設定できます。
MBOクラウドでは目標達成の過程が見える化されているため、進捗が思わしくない部下には適切なアドバイスを投げかけることも可能です。
HR Brain
社員情報を共有しやすく、成長を手助けしてくれる人事評価サービスが「HR Brain」です。
人材に関わるすべてのデータを一元管理しており、上司だけでなく経営者や役職者も人材情報を確認できます。上司と部下の関係におけるコミュニケーションだけでなく、部門をまたいだコミュニケーションも可能です。リモートワークでも通常のように雑談できるようになるというメリットがあります。
目標は達成すればよい、というものではありません。そのプロセスにおいて、納得できる評価とコメントがあってこそ成長につながります。HR Brainでは評価の可視化によって、公平性が保たれた評価ができるようになっています。
あしたの評価HR
「あしたの評価HR」は、評価に関するサポートが手厚い人事評価サービスです。人事評価の実績が豊富であり、運用前から評価制度に関するアドバイスを受けられます。初めて評価体制をシステム化する企業は、導入前に評価制度を整理できるでしょう。
人事評価が給与情報と連動するのも特徴の一つです。評価内容と給与が連動するため、社員が納得できる評価を行うことができます。良い評価も悪い評価も次のスキルアップにつながるようになっており、インタフェースはリモート環境でも使いやすいため、評価業務の効率化を図れるでしょう。
評価ポイント
「評価ポイント」は、機能がシンプルで分かりやすい人事評価サービスです。
使いやすい人事評価サービスは、リモートワークでも利用に迷いがなく、評価業務の効率化に寄与します。特に評価ポイントはコミュニケーションに重きを置いており、上司と部下の面談履歴を残せるのも特徴です。
日ごろの頑張りをポイント制にすることによって社員のモチベーションを上げやすいことも特徴で、社員が仕事にやりがいを見つけやすくなります。成功事例の共有もモチベーションアップにつながるでしょう。LINE、Slack、チャットワークとも連動しており、情報を共有しやすいというメリットもあります。
まとめ
少子化が進む中、以前にも増して人材は企業の重要なリソースになっており、企業はリモートワークでも社員のモチベーションを下げることなく、スキルアップを促すことが求められています。
リモートワークによって上司と部下が離れた場所で業務を行っていると、部下を適切に評価することが難しくなります。そこで役に立つのが、リモートワークでも機能する人事評価サービスです。上司も部下も納得できる評価ができるように、自社に合った人事評価サービスを選ぶようにしましょう。
「リモートワーク手帳(無料)」 では、リモートワーク環境で役立つツールや改善ノウハウ、使える制度などを解説しています。仕事のオンライン化に対応するために、ぜひご活用ください。