ITインフラの効率的な運用を実現。おすすめのクラウド管理ツール6選
「普段の業務をより効率良く行いたい」
「ペーパーレス化を検討しているけど、どのツールを選んだらいいかわからない」
上記のような悩みを抱えている企業も、多いのではないでしょうか。
働き方改革の影響もあり、クラウドツールを導入する企業も以前と比べて増えています。
しかし、クラウドツールといっても、解決をしたい課題や目的が明確であれば問題ありませんが、課題や目的が定まっていないと様々なクラウドツールに手を出してしまい、使い分けが大変です。
どのツールがよいか迷っている企業には、社内の統一化や効率化を促してくれる「クラウド管理ツール」がおすすめです。
「クラウド管理ツール」とはどのようなツールなのか、メリットや注意点・選び方について解説をします。
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Contents
クラウド管理ツールとは
クラウド管理ツールとは、クラウドサーバーの統合や管理・クラウドツールの一元管理が目的のツールになります。
クラウド型グループウェアもクラウド管理ツールになり、サーバー上のツールやサーバー自体を管理しながら効率化・ペーパーレス化を促進させることが可能です。
クラウド管理ツールを導入するメリット
- 業務の効率化
- 内部統制の強化
- 社内全体の可視化
クラウド管理ツールを導入するメリットは、上記の3つが挙げられます。
それぞれのメリットについて解説をしていきますので、導入を検討している人は参考にしてください。
業務の効率化
クラウド管理ツールは、スケジュールやプロジェクトの進捗具合・業務内容の共有ができます。
全員が進捗状況がわかっている状態で、統一されたツールを使用することで、他の人もフォローに入りやすいです。
知識がある人にサポートをしてもらいながら進めていくことも可能になるため、業務の効率化が図れます。
内部統制の強化
クラウド型ツールは、使用するツールの管理ができるため、内部統制の強化に繋がります。
ルールを細かく決めることで、外部への情報漏洩を防ぐことが可能です。
さらに、クラウドサービスならではとして、ログ記録機能が搭載されたサービスも多く、「誰が」「どのタイミングで」「どのように」アクセス・操作したのかがわかります。
内部をしっかりと強化できる点からも支持されています。
社内全体の可視化
クラウド管理ツールは、内部のクラウドサービスの一元化ができるため、社内全体の状態・サービスの状況を把握できます。
全体の可視化ができると課題について考えることも可能になり、ITインフラの効率的な運用ができるでしょう。
クラウド管理ツールを導入する際の注意点
クラウド管理ツールだけでなく、クラウドサービス全体にいえる注意として「サービスの終了」に気をつける必要があります。
というのも、クラウドサービスはサービスが終わると、データの引き出しや利用ができません。
サービスが終了前にアナウンスは流れますが、クラウドサービスを利用する場合は、サービスが終了してしまうアナウンスを見逃さないようにしましょう。
クラウド管理ツールの選定ポイント・選び方
クラウド管理ツールを導入するさいには、下記3つの選定ポイントがあります。
- 料金プラン
- セキュリティの高さ
- サポート体制
それぞれの選定ポイントについて解説をしていきますので、導入を検討している人は参考にしてください。
継続して使うための運用コスト
導入するとメリットの多いクラウド管理ツールですが、いくら魅力的なサービスであっても継続して使わなければ意味がありません。
クラウド型グループウェアは比較的導入しやすい価格帯での利用が可能ですが、会社の負担にならないプランを選ぶようにするのがおすすめです。
セキュリティの高さ
さらに、クラウド管理ツールを導入する際には「セキュリティの高さ」もポイントです。
クラウドツールは、脆弱な状態だとサイバー攻撃から狙われやすいです。
個人情報や顧客情報・社内の情報をしっかりと守っていくためにも、セキュリティが高いサービスを選ぶようにしましょう。
トラブル時のサポート体制
セキュリティの高さと合わせてチェックしていただきたいのが「サポート体制」です。
詳しい知識を持つエンジニアがいればある程度対応ができるかもしれませんが、ほとんどのクラウドサービスは提供している企業のサポートに委ねるしかない状況になる場合が多いです。
スピーディーに問題解決を行うためにも、サポート体制はしっかりとチェックしておきましょう。
おすすめのクラウド管理ツール6選
次は、多くの企業が利用しているおすすめクラウド管理ツールを6選ご紹介します。
注意点や選定ポイントと合わせて参考にしてください。
初期導入費 | 月額費用 | サポート体制 | 無料トライアル | |
---|---|---|---|---|
フルマネージドクラウド | 要問合せ | 要問合せ | 専任エンジニアが24時間365日体制で監視 | 〇 |
Garoon(ガルーン | 0円 | 845円~/1ユーザー | メール/チャット+電話 | 〇 |
サイボウズOffice | 0円 | 500円~/1ユーザー | メール・電話 | 〇 |
TrustLogin | 0円 | 300 /ID | メール/チャット+電話 | 〇 |
desknet’s NEO | 0円 | 400円/1ユーザー | 電話・メール | 〇 |
MetricFire | 0円 | 100円/1ユーザー | 電話・メール | 〇 |
フルマネージドクラウド
フルマネージドクラウドは、サーバ・クラウド環境の構築から監視・障害対応・セキュリティ対策まで、全て対応できる統合型ツールです。
これから社内でのサーバー構築を行うという企業や、リモートワークに切り替えるためにクラウドサービスに運用していくという企業におすすめになります。
構築からセキュリティ対策など、全ての作業を代行するサービスも行っています。
クラウドサーバー全体の強化を図るため、高いセキュリティ下の基でクラウドツール・システムを利用可能です。
Garoon(ガルーン)
Garoon(ガルーン)は、中小企業から大企業までの多くの企業が利用しているクラウド型グループウェアです。
組織の統一化を図りやすく、クラウドサービスの一元管理ができます。
日英中の3か国語対応により、グローバルなビジネスでも利用できる優れたツールとして人気があります。
HDI-Japan(ヘルプデスク協会)によるHDI格付けベンチマークにおいて、最高評価の三つ星を獲得しているベテランカスタマーがサポートしてくれるため、安心して利用可能です。
サイボウズOffice
サイボウズOfficeも、ガルーンと同様にサイボウズ株式会社が提供しているグループウェアサービスです。
クラウド型とオンプレミス型の2タイプから選べるグループウェアで、会社の形に合わせて利用ができます。
便利なクラウドツールが詰まったオールインワンツールで、社内の連携や業務の効率化を促すことが可能です。
会議室をスムーズに確保できる設備予約機能や、ファイル共有機能なども付いている便利なツールです。
TrustLogin
TrustLogin(トラストログイン)は、セキュリティ面に長けているクラウド管理ツールです。
様々なクラウドツールを、TrustLoginのセキュリティを通して利用できる状態の構築ができます。
Tに関する知識がない人でも利用しやすいのも特徴です。
不正アクセスなどのサイバー攻撃からも守ることができるため、クラウド管理ツールの中でも、セキュリティ強化に力を入れたい企業におすすめです。
国際規格ISO/IEC 27001の取得をしているため、情報セキュリティ管理においても認められているサービスになります。
desknet’s NEO
desknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)は、430万人が利用している実績を持つクラウド型グループウェアです。
あらゆる業種・業界で使える27のアプリが詰まっているオールインワンツールで、ペーパーレス化を促せます。
クラウド版だけでなく、パッケージ版もあるため、会社の形に合わせて選ぶこともできます。
ISO27001/ISMS認証取得をしているので、高いセキュリティの下で利用可能です。
Aipo.com
Aipo.com(アイポ)は、情報共有を密に行いたい企業におすすめのクラウド型グループウェアです。
1,600社を超える企業が導入しており、ビジネスチャットツールや共有可能なカレンダー機能、ワークフローやWiki機能など様々な機能が搭載されている便利なツールになります。
様々な機能が使えますが、使う機能だけをピックアップして導入できるため、コストを最小限に抑えることができる点からも人気です。
まとめ
クラウド管理ツールは、便利な機能が多く詰まっています。
高いセキュリティ下で運用できるツールが多いとともに、サポート体制が充実しているため、業務効率化を図りたい企業やペーパーレス化を促したい企業におすすめです。
クラウドツールを一元管理化してより効率的な仕事を行いたい企業は、おすすめのクラウド管理ツールをぜひチェックしてみてください。
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(編集:創業手帳編集部)