情報の引き継ぎの簡略化や業務効率化を実現。おすすめのサーバー管理ツール6選
社内システムを統一したり強化を図ったりと、社内全体でシステムの共有や連絡を行うためには、ネットワーク構築を行うサーバーを利用する必要があります。
情報の共有や引継ぎ・業務効率化を促せる便利なツールが「サーバー管理ツール」です。
サーバー管理ツールを利用すると、内部の統一化が図れるだけでなく、強化もできやすいです。
「サーバー管理ツール」のメリットや注意点・選び方について解説をします。
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Contents
サーバー管理ツールとは
サーバー管理ツールとは、複数のサーバーの統合を行って管理できるツールです。
また、サーバーの管理だけでなく、構築や保守・運用も可能な便利なツールになります。
サーバー管理ツールには、オンプレミス型やクラウド型があるため、選ぶ際には意識するようにしましょう。
サーバー管理ツールを導入するメリット
サーバー管理ツールを導入するメリットは下記の3つになります。
- 複数のサーバー機能を共有して利用できる
- パフォーマンスの確認が可能
- 業務の効率化を促せる
それぞれのメリットについて解説をしていきますので、導入を検討している人は参考にしてください。
複数のサーバー機能を共有可能
サーバー管理機能の最大の魅力が「複数のサーバーで利用しているシステムの共有が可能」という点です。
というのも、オンプレミス型やクラウド型どちらも社内でシステム・情報の共有ができます。
同じシステムやツールを利用することで、統一感のある情報・データにまとめることが可能です。
パフォーマンスの確認が可能
さらに、サーバー管理ツールは監視機能も付いているため、パフォーマンスの確認もできます。
パフォーマンスの確認は特にクラウド型サーバーを管理する際に重要で、パフォーマンスに影響を与えるアクセスがあった場合にそのままの状態で放置をしてしまうと、サーバーダウンをしてしまう可能性が高いです。
業務の効率化を促せる
サーバー管理ツールは、サーバーのパフォーマンス監視ができるだけでなく、利用している機能のチェックもスムーズになります。
社内で共有利用しているシステム・ツールをチェックできるため、プロジェクトの進捗具合が社内全体で可能です。
業務が進んでいない場合は相談をしたり、業務が進むように促したりもできるため、業務の効率化を促せます。
サーバー管理ツールを導入する際の注意点
サーバー管理ツールを導入する際には「サポート終了の可能性がある」という点に注意が必要です。
オンプレミス型やクラウド型どちらも共通していますが、サポートが終了してしまうと、サービスを提供している企業からのサポートを受けることができません。
サポートが受けられない状況でトラブルが起きてしまった場合は、自力で解決する必要があります。
さらに、クラウド型の場合はサービスが終了するとデータの引き出しやサービスの利用ができません。
サポートが終了する前には案内が流れるため、見逃さないようにしましょう。
サーバー管理ツールの選定ポイント・選び方
- オンプレミスとクラウドか
- 現在使用している機能が使えるか
- セキュリティ面
サーバー管理ツールには上記3つの選定ポイントがあります。
それぞれの選定ポイントについて解説をしていきますので、導入を検討している人は参考にしてください。
オンプレミス or クラウド
サーバー管理ツールはオンプレミス型やクラウド型を選ぶようにしましょう。
- オンプレミス型:オフライン環境下での使用に強い
- クラウド型:オンライン上での使用・共有に強い
オンプレミス型とクラウド型では、上記のような違いがあり、どちらも違う魅力があります。
近年では働き方改革の影響もあり、クラウド型サービスが多く登場しているため、どちらがいいか迷う場合はクラウド型の利用をおすすめします。
現在使用している機能が使えるか
さらに、サーバー管理ツールを導入する場合は「現在使用している機能がそのまま使用できるか」もチェックしましょう。
社内全体のサーバー管理ができても、今まで使っていたツール・システムが使えなければ新しいシステムやツールの導入が必要になり、コストに負担がかかります。
現在使用している機能がそのまま使えるかは、問い合わせを行って確認をとるようにしてください。
セキュリティ面
サーバー管理ツールを利用する際には、セキュリティ面も意識しましょう。
セキュリティは重要で、外部からの攻撃や内部からの不正な行動を検知・守る効果があります。
セキュリティが脆弱なサーバーは特に狙われやすい傾向があるため、セキュリティがしっかりとしたサーバー管理ツールを選ぶようにしましょう。
おすすめのサーバー管理ツール6選
次は多くの企業が利用しているおすすめサーバー管理ツールを6選ご紹介します。
注意点や選定ポイントと合わせて参考にしてください。
初期導入費 | 月額費用 | 特徴 | 無料トライアル | |
---|---|---|---|---|
Deep SecurityR IT Protection Service | 要問合せ | 要問合せ | セキュリティ対策に特化 | 要問合せ |
特権ID管理ソリューション | 要問合せ | 要問合せ | 権限付与に特化 | 要問合せ |
CyberArk Privileged Account Security | 要問合せ | 要問合せ | セキュリティ対策に特化 | 要問合せ |
Paragon イメージバックアップ12 Server | 68,000円 | – | バックアップに特化 | × |
LB ファイルバックアップ4 Server | 68,000円 | – | バックアップに特化 | 〇 |
MetricFire | 要問合せ | 要問合せ | セキュリティ対策に特化 | – |
Deep SecurityR IT Protection Service
Deep SecurityR IT Protection Serviceは、ウイルスなどのセキュリティ対策がオールインワンで詰まっている、セキュリティ対策に特化している総合サーバー管理サービスです。
保護対象サーバーへの脆弱性検査を行い、脆弱性に対して仮想パッチ(防御ルール)を適用してくれるため、外部からの攻撃からもしっかりと守ることが可能なシステムです。
特権ID管理ソリューション
特権ID管理ソリューションは、テレワーク時代に注目を集めているサービスで、権限付与に特化したシステムです。
利用しているサーバー全体の管理ができるだけでなく、使用するツールやシステムの管理も可能で、従業員の中でも使用できる人物と使用できない人物を分けることができます。
誰がどの機能を使えるのか、権限の可視化ができるため、社内全体の状況把握が可能です。
アクセスログや操作ログの管理もできるので、内部のセキュリティ面も強化できます。
CyberArk Privileged Account Security
CyberArk Privileged Account Securityも、セキュリティ対策に特化したツールです。
もちろん、サーバー全体の管理も可能で複雑な操作も必要がないため、IT知識がない人でも使いこなせます。
Windowsサーバー上での認証情報の盗難を防止できるので、内部・外部からの攻撃に強いサーバーの構築が可能です。
Paragon イメージバックアップ12 Server
Paragon イメージバックアップ12 Serverは、オンライン上でバックアップを取ることができるツールです。
OS・アプリケーション・データを丸ごとバックアップできるため、サーバーに問題が発生してもすぐに修復できます。
ツール自体も目的別に分けられたシンプルなデザインになっているので、マニュアルを読まなくても直感的な捜査で使いこなすことが可能です。
LB ファイルバックアップ4 Server
LB ファイルバックアップ4 Serverも、バックアップに特化したツールです。
サーバーに挙がっているデータ・共有フォルダのバックアップを行い、圧縮をして暗号化して守ってくれるシステムになります。
過去のファイルを引き出して復元することが可能で、サーバーがウイルスによって悪影響があった場合でも、スムーズに元の状態に戻せます。
さらに、自動でバックアップを行ってくれるため、管理業務の負担も大幅に削減可能です。
無料体験版もあるため、実際に利用してから検討できる点からも人気があります。
MetricFire
MetricFireは、サーバー監視が可能なプラットフォームになり、高いセキュリティ下で社内のシステムやツール・Webメディアの運用ができます。
シンプルなデザインになるため、エンジニアがいなくてもスムーズに使いこなすことが可能です。
また、ダッシュボードのカスタマイズができるので、自社で使う機能だけを表示して使えます。
サポート面も充実していて、サービスの専門家が24時間体制でサポートをしています。
まとめ
サーバー管理ツールは、サーバー全体の管理ができるとともにセキュリティ面も強化できます。
内部の情報を共有できやすい上に、業務の効率化を促せるツールになりますので、社内全体のクラウド・サーバー強化を図りたい多くの企業におすすめです。
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(編集:創業手帳編集部)