企業経営を効率化しよう!おすすめの決済代行(BtoC)ツール5選

近年、実店舗で気に入った商品を見つけたら、その商品をインターネットで検索し、オンラインで購入する人が増えています。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言などの発令によって、外出を自粛する人が増えていることも、オンラインショッピングの利用

に拍車をかけています。

インターネットの普及にともなってBtoBにおけるオンラインビジネスは一般的になりましたが、今後はBtoCでも主流になっていくでしょう。

今回はオンラインショップの開業を考えている方に、決済代行(BtoC)ツールの特徴やメリットについて解説し、おすすめのツール5選を紹介します。

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決済代行(BtoC)とは

インターネットの普及にともない、店舗のWebサイトやアプリケーションで商品を購入する人が増えています。

オンラインで商品を購入する際は、クレジットカードで支払う人が多いようですが、クレジットカードがない人のためにコンビニ支払い、電子マネー、代金引換、または銀行振込などの支払い方法も用意されています。

販売元が消費者のために複数の決済方法を用意するには手間とコストがかかりますが、それを解決できるのが決済代行(BtoC)サービスです。

クレジット決済の導入において、複数のクレジット会社と個別に契約する場合は、不要な手間とコストがかかります。クレジット会社ごとに異なる審査基準があるため個別の手続きが必要になる上に、それぞれの決済処理を行うシステムも必要になるからです。

決済代行ツールを利用しなければ、これからオンラインビジネスを展開して事業を拡大しようとしている事業者にとって、大きな損失となるでしょう。

BtoC向けの決済代行サービスシステムを導入すれば、顧客が入金日までに支払いを完了しているかどうかを確認できるほか、入金日を一律にできるといったメリットがあるので、売上げの管理をスムーズに行うことができます。

 

決済代行(BtoC)ツールを導入するメリット

ここからは、決済代行(BtoC)ツールを利用することで得られるメリットを紹介します。オンライン中心のビジネスを考えている人は、ぜひ参考にしてください。

請求業務のミスが減り、効率化につながる

決済代行(BtoC)ツールでは、請求書を発行して送付することもできるので、手間と人件費が省けます。その分他の業務に時間を充てられるので、業務の効率化も可能です。

それまで人の手で行っていた業務をツールが代行するので、人為的なミスや二度手間が発生しにくく、迅速かつ正確に請求業務を進められるでしょう。

未回収リスクを低減できる

顧客が多い場合、未納者を目視で確認すると時間とコストがかかりますが、決済代行(BtoC)ツールを導入すれば取引先の情報を提供するだけで、与信管理を一任できます。

これによって未回収リスクが抑えられるだけでなく、万が一取引先からの入金がなくても代金の回収は100%保証されているため、安心して取引きできます。

入金日が一律になることで売上管理が簡単になる

決済を個別対応にすると入金されるタイミングが異なるため、入金を完全に把握することが難しくなります。

決済代行(BtoC)ツールを利用すると、回収すべき金額が一括で支払われるので入金日が統一され、売上げの管理がスムーズになるでしょう。

 

決済代行(BtoC)ツールを導入する際の注意点

決済代行(BtoC)ツールには多くのメリットがありますが、運用においてはいくつか注意点もあります。

取引先への説明

決済代行(BtoC)ツールを導入すると請求元が自社ではなくなるため、取引先が不安を感じることが考えられます。そのため、事前に取引先に決済代行(BtoC)ツールを利用している旨を説明しておきましょう。

顧客の支払い状況の確認

取引先からの代金の回収を代行するサービスなので、本当に代金が回収されているかどうかを直接顧客に確認するのではなく、決済代行(BtoC)ツール経由で期日までに代金が入金されているかどうかを定期的に確認するようにしましょう。

 

決済代行(BtoC)ツールの選定ポイント・選び方

オンラインショップが増えるにつれて、決済代行(BtoC)サービスを提供している会社も増えています。

ここからは、どのサービスを選んだら良いか悩んでいる人のために、決済代行(BtoC)サービスの選び方について説明します。

セキュリティ対策が万全

決済代行(BtoC)サービスを利用する上で必須なのが、クレジットカード会社の国際セキュリティ基準「PCI DSS」に準拠していることです。

クレジット情報や個人情報はデリケートな情報なので、代行会社が「PCI DSS」に準拠したセキュリティ対策を行っているかどうかを確認してから利用することをおすすめします。

サービス範囲の確認

決済代行サービスには、クレジットカードのブランド数や利用可能な決済方法など様々な要素があるので、どの程度のサービスが網羅されているかを確認するようにしましょう。

サービスを利用する前に、自社がなぜオンラインビジネスを行うのか、その目的や想定される課題を洗い出してから、どの決済代行サービスにするか選ぶと良いでしょう。

充実したカスタマーサービス

オンラインビジネスでは、消費者や取引先から決済方法について問い合わせが寄せられることが多いため、対応しきれないこともあるでしょう。

決済代行(BtoC)サービスを利用していれば、これらの問い合わせをサービス側が請け負ってくれるので、カスタマーサポートにかかる時間を削減することができます。

ただし、対応が悪ければ自社のイメージダウンにもつながるので、迅速かつ的確なカスタマーサービスを行う会社かどうかを見極めるようにしてください。

 

おすすめの決済代行(BtoC)ツール5選

ここからは、おすすめの決済代行(BtoC)ツール5選を紹介します。オンラインビジネスを展開する上で、サービス内容や料金体系が自社に見合っているかどうかを確認してから利用を検討しましょう。

サービス名

初期導入費 月額費用 利用者満足度

無料トライアル

NP後払い

0円 0円〜 4.5/5

要問合せ

atone

0円 0円〜 5/5

要問合せ

SBペイメントサービス

0円 要問合せ 4/5

×

Natural Payment

92,000円〜 8,900円〜

要問合せ

ペイジェント

0円 要問合せ

×

 

NP後払い

2002年にサービスが開始した「NP後払い」は、オンライン事業者に向けて未回収リスクを保証する後払い決済サービスです。

サービスがスタートしてから約20年経ち、現在は導入企業数が16,500社以上になり、後払いサービス市場で約4割のシェアを誇っています。

近年は大手通販業者が積極的に導入しており、クレジットカード払いの次に需要がある支払い方法として、売上げアップにつなげることができます。

 

atone

クレジットカードの次に需要がある後払い決済サービスで、利用者が次回以降の利用できるポイントを株式会社ネットプロテクションズからもらえます。

このようなサービスを提供しているのは「NP後払い」と「atone(アトネ)」だけで、2017年6月のサービス開始以降、クレジットカードを所有していない主婦や若年層をターゲットにしている企業での導入が進んでいます。

 

SBペイメントサービス

豊富な実績がある「SBペイメントサービス」は、年間3兆円以上の商取引を可能とする高度な決済システムを持ち、決済における様々な手続きや契約、代金の入金管理サポートを行ってくれる便利なサービスです。

オンライン事業を拡大するために必要な「集客支援」や、不正利用を未然に防止する「不正検知」などのサービスを無料で利用できるプランもあります。

 

Natural Payment

12年の実績を誇る「Natural Payment(ナチュラルペイメント)」は、オンライン上のクレジットカード決済代行サービスで、クレジットカード決済だけでなく、コンビニ決済や電子マネー決済など、7種類の決済方法に対応しています。

 

ペイジェント

三菱UFJニコス×DeNAグループが提供している決済代行サービス「ペイジェント」は、約6,000社に導入されています。

「ペイジェント」では、ネットショップには欠かせないクレジットカード決済(Visa/Master/JCB/AMEX/Diners)やコンビニ決済、auかんたん決済などのキャリア決済、楽天ペイを一括で導入できます。

 

まとめ

インターネットの普及によって、ECサイトではBtoBだけでなくBtoCの取引きも頻繁に行われており、消費者が実店舗で見て気に入った商品をオンラインショップで購入するという流れが一般的になりつつあります。

消費者側はクレジットカード決済のみならず、銀行振込やコンビニ払いなど様々な決済方法を選択できるようになり便利になりましたが、それにともなって販売者側は入金管理が煩雑になりました。

決済代行(BtoC)ツールを利用すれば、個人情報を保護しつつ、請求書の発行・送付や代金の入金、問い合わせ対応、カスタマーサポートといった手間とコストがかかる業務を一括で任せられます。

料金とサービスの内容を確認して、自社の目的と予算に見合っているかどうか確認してから、本格的な利用を検討してください。

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