拠点は海外で日本の仕事ができる時代に!海外在住者のリモートワーク事情

働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、世界中で多くの企業がリモートワークを導入しつつあります。

インターネットやスマートフォンの普及、AIの発達により、オフィスに出勤して決まった時間に働くという従来の働き方からフレックス制に移行する会社も増えており、海外在住の日本人でも日本に拠点を置く企業と契約して仕事をすることが可能になりました。

そこで今回は、海外のリモートワーク事情や海外在住者でもリモートでできる仕事、また企業にとって海外在住者をリモートワークで雇用するメリットをご紹介します。

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海外のリモートワーク事情

アメリカやヨーロッパでは、2020年に新型コロナウイルスが発生した後ロックダウンを実施し、現在はほとんどの一般企業でリモートワークが導入されています。

ヨーロッパやアメリカなどでは以前からフレックス制や派遣制度が定着しており、毎日定時にオフィスに出勤しなくても自宅や社外で仕事ができるような環境が確立されていました。

欧米では仕事とプライベートの区別がはっきりしており、仕事の後に飲みにいくこともなく、忘年会や新年会も開催されないため、仕事に関する最低限のコミュニケーションだけで意思疎通を行うことに慣れています。

日本ならではの「定時にオフィスに出勤することも仕事のうち」という考えはなく、「完全成果主義なので、成果が出ればいつどこで仕事をしても良い」というのが海外の基本的な働き方なので、スムーズにリモートワークへ移行できたのかもしれません。

 

海外在住でもできるリモートワークの種類

海外在住の人でもできる主なリモートワークは、以下の4つです。

・Webデザイナーやシステム開発

・記事やYouTube漫画のライター

・カスタマーサポート

・翻訳や通訳

ここから、どのような仕事がリモートに向いているのか具体的に説明します。

「今後リモートワークで海外在住者を雇用したい」と考えている経営者は、ぜひ参考にしてください。

Webデザイナーやシステム開発

システムエンジニアやWebデザイナーといった仕事であれば、インターネット環境とパソコンなどのデバイスがあれば、海外でも日本でも時間と場所にとらわれずリモートでも業務を行えます。

最近はオンラインでITやWebデザイナーのための講座が開かれているので、学校に通わなくても自宅で気軽に学ぶことができます。

記事やYouTube漫画のライター

インターネットで情報を検索する人やYouTubeなどで動画を楽しむ人が増えたことにより、記事のライターやYouTube漫画のシナリオライターの仕事も増えています。

単価はレベルによって異なりますが、初心者でも海外在住者でも気軽に始められる仕事です。

どのぐらいの質を求めているのかにもよりますが、フリーのライターに依頼するほうがコストを抑えられるケースが多いようです。

カスタマーサポート

人件費削減のため、カスタマーサポートをアウトソーシングする企業が増えています。

また、グローバル化で海外移住者も増えているので、主要国にカスタマーサポートを設置して、現地に住む日本人スタッフ、または日本語が堪能なスタッフを採用して、24時間問い合わせに対応している企業も増えています。

現在は固定電話ではなくスマートフォンが支給され、自宅でも顧客やユーザーのサポートを電話やメール、チャットなどで対応することも可能になっています。

自社にカスタマーサポート部門を設置するのではなく、海外在住の日本人を雇用すれば、24時間365日サポート体制も実現できます。

翻訳や通訳

英語など日本語以外の言語を話せる人であれば、海外在住でも通訳や翻訳の仕事ができます。

海外在住であれば、現地の人にネイティブチェックを頼めるというメリットもあります。

通訳に関しては時差の問題もありますが、リモート会議を導入する会社も増えているので、通訳者と依頼者の時間が合う場合は同時通訳も可能です。

 

海外在住者のリモートワークのメリット

海外在住者のリモートワークには、以下の6つのメリットがあります。

・生活の満足度が上がる

・好きな時間に仕事ができる

・オンとオフの区別がつく

・文化の違いによるストレスがない

・日常会話のみで生活できる

・人件費を削減できる

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

生活の満足度が上がる

住む国によって異なりますが、海外に住みながらリモートワークをすると、日本企業から受け取る給料で生活することになるので、住んでいる国の企業で働く場合よりも、生活の満足度が上がる可能性があります。

例えば、日系企業に雇用されているタイ在住の人の場合、タイの物価は日本よりも安いので生活水準が上がり、満足度が高くなります。

生活の満足度が上がれば、海外在住のリモートワーカーのモチベーションも上がるので、より効率的に業務が遂行され、業績の向上につながります。

好きな時間に仕事ができる

リモートワークは働く時間が決まっていないケースが多いため、現地時間に合わせて仕事ができます。

また、パソコンやタブレットなどの端末があればどこでも作業ができるので、近くのオシャレなカフェや海辺でリフレッシュしながら仕事ができるのも、海外在住者ならではのメリットと言えるでしょう。

オンとオフの区別がつく

特に都会に住んでいると、休みの日や休憩時間に外に出ても、人混みや騒音などでリラックスできないことがあります。

海外在住だと、仕事の合間や休みの日に外出すれば旅行気分を味わうことができるので、オンとオフの区別がつきやすいというメリットもあります。

文化の違いによるストレスがない

これまでは、海外に住むとなると現地での直接雇用か、海外の日系企業に転勤する形がほとんどでした。

しかし、現在はフリーランスなど様々な働き方が定着しつつあるので、現地の企業に就職しなくても海外への移住を実現できます。

現地の企業で働くとあらゆる刺激があり学ぶことも多いのですが、まったく異なる文化の人たちと同じ目標に向かって仕事をすると、想像以上にストレスがかかります。

日本企業に雇用されてリモートワークができる環境であれば余計なストレスがなく、快適に仕事とプライベートを両立できるでしょう。

日常会話のみで生活できる

社会人が海外移住を希望するとなると現地企業に就職しなければならないので、日常会話だけでなくビジネス会話も必須になります。

日系企業のリモートワークであれば、日常会話のみで海外生活ができるので、ハイレベルな語学力は不要です。

人件費を削減できる

海外在住者は海外に住民票があるため、日本在住者に発生する社会保険などがなく、企業側にとっては大幅なコスト削減につながります。

給料の支払いについては、リモートワーカーが日本の銀行口座を持っていない場合はPayPalなどで送金することもできるので、高い手数料はかかりません。

また、出社する必要がないのでデスクや椅子、備品といった費用が発生しないことも企業側のメリットと言えます。

 

海外在住のリモートワークの注意点

海外在住でのリモートワークには多くのメリットがありますが、以下の点には注意が必要です。

・時差で会議に参加できない

具体的にどのようなことに注意すべきか、見ていきましょう。

時差で会議に参加できない

海外に住みながらリモートワークを行う場合、時差の関係で会議に出席できないことがあります。

企業にもよりますが、朝8時から会議を行うとするとヨーロッパは深夜0時で、アメリカだと時差が13時間ほどあるため、出席が難しいケースが多いでしょう。

会議は、お互いに無理のない時間帯に行うようにしましょう。

銀行の手数料がかかる可能性がある

日本の銀行から海外の銀行に送金する際は、基本的に送金手数料がかかります。

給料を楽天銀行など海外送金に対応している銀行に振り込んでもらい、現地のATMで引き出すのがおすすめです。

 

まとめ

「海外に移住したいけど、どんな仕事があるのかわからない」

「海外在住の優秀な人材を雇いたい」

「人件費を大幅に削減して、他のことに使いたい」

このような悩みを抱えているワーカーや企業に向けて、海外在住者によるリモートワークのメリットなどをご紹介しました。

ワーカーにとっては、好きな場所で好きな時間に仕事ができて、旅行気分も味わえるというメリットがあります。

企業にとっても、海外在住者を採用するほうが社会保険などの費用を大幅に削減できるため、海外在住者のリモートワークは双方にとってWin-Winと言えるでしょう。

海外在住の優秀な人材をリモートワーカーとして雇用し、業績の改善・拡大を目指してみてはいかがでしょうか。

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