人事課題の解決に役立つ!おすすめの360度評価・多面評価システム6選

会社のチーム内で十分なコミュニケーションが取れていなかったり、人材育成のための正しい人事評価の仕方がわからなかったりして、悩んでいる担当者におすすめなのが「360度評価・多面評価システム」です。

このシステムを導入することで、あらゆる評価項目を通して従業員を客観的に評価することができるため、効率的に人材育成ができます。

ここでは、360度評価・多面評価システムを導入するメリットや 、おすすめのツール6選をご紹介します。

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360度評価・多面評価システムとは

360度評価・多面評価システムとは、各従業員の評価を上司からだけでなく、同僚などの別の立場から多面的に評価をするシステムのことで、人材育成を目的としています。

このシステムでは、あらゆる人たちからの360度評価の実施からフィードバック、評価結果の蓄積までの一連の業務を一元管理できるので、評価に関する業務の工数を削減できます。

 

360度評価・多面評価システムを導入するメリット

360度評価・多面評価システムがもたらす主なメリットは、以下の3つです。

・客観的に適切な評価ができる

・評価に対する高い満足度

・組織マネジメントや人材育成への効果

それぞれのメリットについて、具体的に解説します。

客観的に適切な評価ができる

社員のスキルや働き方について、上司だけでなく他のスタッフからも評価を受けることで、評価の客観性が高まります。

例えば、上司からは見えない特性が同僚や部下からは見えることもあるため、偏りのない評価が可能です。

評価に対する満足度が高まる

上司だけでなく複数の人から評価を受けることができるので、評価される社員も納得でき、満足度が高まります。

例えば、上司からは「積極性に欠ける」と評価されたとしても、部下からは「丁寧で柔軟な指導をしてくれる人」と評価されることもあるでしょう。

組織マネジメントや人材育成への効果

平等に評価されるということは、結果的に人材育成や組織マネジメントの強化にもつながります。

360度評価で得られた結果によって、自分の能力をどのように活かして、どのように改善すべきかを評価される側が検討しやすくなるからです。

これによって社員のスキルが向上し、それをもとに適切な人材配置を行うことで組織の成長につながります。

 

360度評価・多面評価システムを導入する際の注意点

360度評価を取り入れる際の主な注意点は、以下の3つです。

・主観的に評価される可能性

・上司のマネジメントコントロールへの悪影響

・社員同士による談合の可能性

それぞれについて、詳しく見ていきましょ。

主観的に評価される可能性

360度評価・多面評価システムを導入すると、人事経験がない従業員も評価を行うことになるため、他人を評価することに慣れてない場合、主観的な評価をしてしまう可能性があります。

他の従業員を評価する際は、なるべく主観を入れず客観的に評価するようにしましょう。

上司のマネジメントコントロールへの悪影響

360度評価をする際、部下から良い評価を得たいがために、部下の改善すべき点などを伝えられないことがあり、上司としてのマネジメントコントロールがうまく機能しなくなる可能性があります。

そうなると組織力の向上から遠ざかるため、好かれることを意識せず、適切に評価するようにしましょう。

社員同士による談合の可能性

360度評価を導入した場合、社員同士が談合によって評価をコントロールしようとする可能性があります。

例えば、気に入らない社員に対して悪い評価をつけるように依頼したり、自分の評価を高くつけてもらうように頼んだりする人が出てくるかもしれません。

 

360度評価・多面評価システムの選定ポイント・選び方

360度評価・多面評価システムを選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。

・システムの価格設定

・万全なセキュリティ対策

・他システムと連携が可能

・操作性や画面の見やすさ

・導入後のサポート体制

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

システムの価格設定

360度評価・多面評価システムを導入する前に、初期費用やランニンングコストが予算に収まるかどうか確認しておきましょう。

利用者数によって料金が変わることもあるので、社内で利用する人数や目的に合った機能が搭載されているか確かめた上で、見積もりを 取ることをおすすめします。

万全なセキュリティ対策

360度評価・多面評価システムはクラウド上で管理するため、セキュリティ対策がしっかりしているかどうかも選定ポイントになります。

多要素認証(二段回認証)、IPアドレス制限、デバイス制限、またはISO27001が取得されているかなどを調べることも大切です。

他システムと連携が可能

プラットフォーム型の360度評価・多面評価システムであれば、社内にある既存の人事システムとの連携ができるかどうかをチェックしてください。

他のシステムと連携できれば、360度評価で獲得した結果をタレントマネジメントに活かしやすくなります。

操作性や画面の見やすさ

画面が見やすいかどうか、ログインに手間取らないか、集計画面がわかりやすいかどうかといった操作性も選ぶ際のポイントです。

システム自体は良くても、操作性が悪いと従業員が使いにくく、かえって時間がかかるため、無料トライアルで操作性を試してから本格的に導入することをおすすめします。

導入後のサポート体制

360度評価・多面評価システムを導入した後、操作についてわからないことがあったり、トラブルが発生したりした場合に手厚くサポートしてくれるかどうかも重要なポイントです。

 

おすすめの360度評価・多面評価システム6選

ここでは、おすすめの360度評価・多面評価システム6選を紹介します。

初期導入費が10万円以上するツールもあるので、導入する前に予算と目的を明確にし、無料トライアルで試験的に導入することをおすすめします。

サービス名 初期導入費 月額費用 利用者満足度 無料トライアル
カオナビ 要問い合わせ 要問い合わせ 4.04/5
あしたのクラウドHR 要問い合わせ 60,000円〜 4.33/5
ゼッタイ!評価 要問い合わせ 要問い合わせ 2.5/5
360度評価支援システム 100,000円〜 40,000〜60,000円 4/5
HR-Platform 500,000円〜 50,000円〜 ×
スマレビ for 360° 200,000円〜 4,000円〜 ×

 

カオナビ

5年連続シェアNo.1を誇る人材管理ツール「カオナビ」は、社員の基本情報はもちろん、過去の評価やスキル、キャリアなどの情報を可視化できるタレントマネジメントシステムです。

クラウドシステムなのでインストールは不要で、申し込みから最短1日(1営業日)で運用をスタートできます。

 

あしたのクラウドHR

「あしたのクラウドHR」は3,000社に導入されている、信頼のおける人事評価クラウドサービスです。

社員情報や評価、目標設定を管理・分析できるだけでなく、給与や賞与のシミュレーションもできます。

 

ゼッタイ!評価

「ゼッタイ!評価」は、企業の評価制度の策定から運用までトータルサポートを行う360度評価・多面評価システムで、導入後のサポートも充実しています。

 

360度評価支援システム

「360度評価支援システム」は、上司や同僚、部下などからの評価・フィードバックを支援をするシステムです。

スマートフォンからも評価を入力できるため、匿名性を確保できます。また、誰でも気軽に評価の作成や管理ができるので、360度評価・多面評価システムの利用が初めてでも、問題なく運用できます。

 

HR-Platform(エイチアールプラットフォーム)

「HR-Platform(エイチアールプラットフォーム)」は、人事評価におけるプロセスをWeb上で効率的に運用するためのサポートを行う360度評価・多面評価システムです。

カスタマイズが可能なので、自社に適した評価制度を取り入れることができる上に、日本語だけでなく英語にも対応しているので、外資系企業にもぴったりのツールです。

 

スマレビ for 360°

年間利用社数200社以上、顧客満足度91%以上の「スマレビ for 360°」は、画面や操作がシンプルで誰でもクラウド上で評価をつけることができるシステムです。

人事部だけでなく評価者の負担も少ないため、スムーズに評価を行うことができます。

 

まとめ

働き方改革以降、これまでのように上司だけが部下を評価するのではなく、部下も上司を評価する時代になりつつあります。

しかし、上司や同僚を評価することに抵抗がある社員は少なくないでしょう。

そこで、匿名で上司や同僚の評価を行えるように、匿名性を確保した360度評価・多面評価システムを導入する企業が増えています。

誰でも簡単に操作ができて、社員を客観的に評価できれば、適切な人材配置につながり、企業価値や業績の向上が期待できます。

まずは無料トライアルを試してから、予算や機能などが自社に合うシステムを選ぶことをおすすめします。

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