リモートワークでも自社にぴったりの研修ができる!eラーニングコンテンツ制作システム6選
リモートワークの普及が進む一方、従来の方法で実施できなくなった企業活動が数多くあります。特に、従業員の研修や教育が大きな課題となっており、以前のような集合型の研修からリモート型への切り替えを検討している事業者も多いのではないでしょうか。
eラーニングコンテンツ制作システムを導入すると、従業員が在宅のままでも研修を行えるようになります。今回は、リモートワークにおすすめのeラーニングコンテンツ制作システム6選をご紹介します。
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Contents
eラーニングコンテンツ制作システムとは
eラーニングコンテンツ制作システムとは、自社で研修や教育の素材を作成して社内に配信するためのシステムです。
時間と場所を選ばずに研修を実施できる上に、管理者は受講者の進捗状況をひと目で把握することができます。
コンテンツを制作する教材は研修に関わるものだけではありません。経営方針や将来的なビジョンについても動画で配信してナレッジ(知識)の共有が可能です。
eラーニングコンテンツ制作システムは、「Withコロナ」の時代に対応した知識と情報共有の新しいスタイルを構築するのに役立つでしょう。
eラーニングコンテンツ制作システムを導入するメリット
eラーニングコンテンツ制作システムを導入するメリットは、以下のとおりです。
研修を繰り返し受講できる
一度作成した研修コンテンツは何度でも視聴できるので、内容が難しい研修を再度受講して理解を深めることができます。
評判の良かったコンテンツは次年度も研修に使えるため、会社の教育資産として長期的に活用することが可能です。
研修内容の見直しが可能
研修修了後に満足度アンケートを実施すれば、研修内容を見直すヒントを得ることができます。eラーニングコンテンツ制作システムを利用した受講者だけでなく、配信を行う管理者のスキルアップにもつながるでしょう。
新人教育はすぐに成果を出すことが難しいものですが、アンケートやテスト結果を分析して試行錯誤を繰り返せば、徐々にコンテンツの改善が行えます。PDCAサイクルの繰り返しによって、より良い研修コンテンツを作り上げることができるでしょう。
eラーニングコンテンツ制作システムを導入する際の注意点
続いて、eラーニングコンテンツ制作システムを導入する際の注意点についてご説明します。
コストの計算
社内で撮影した研修動画を配信するだけであれば、eラーニングコンテンツ制作システムを導入する必要はありません。社内サーバに動画をアップロードすれば済むことです。
eラーニングコンテンツ制作システムは、動画を配信するだけでなく従業員の受講状況や研修成果を確認する機能を備えています。
また、学習コンテンツの制作が容易であり、研修の実施コスト削減にもつながります。導入の是非を検討する際は、自社で実施したい研修内容と導入コストのバランスを考慮しましょう。
各社が提供するeラーニングコンテンツ制作システムの料金プランは、「定額型」や「従量課金型」、「ユーザー単位のライセンス型」など様々です。コンテンツ配信の頻度や利用者の数に見合ったシステムを導入しましょう。
ほかのシステムとの連携
eラーニングコンテンツ制作システムは、自社のほかのシステムと連携することで活用範囲が広がります。
人事情報を管理するシステムと連携させれば、研修結果を人事評価に反映させることも可能です。また、好事例のナレッジ共有をしたい場合は、案件管理システムと連携することでスムーズに共有できます。
eラーニングコンテンツ制作システムの選定ポイント・選び方
ここからは、eラーニングコンテンツ制作システムの選定ポイントや選び方をご紹介します。
既製コンテンツの有無
自社で研修コンテンツの作成を行うと、十分な教材が揃うまでに時間がかかります。システム内に既製コンテンツが準備されている場合は、自社のコンテンツと組み合わせることで研修内容の幅が広がるでしょう。
既製コンテンツの内容には、自社のコンテンツ制作に生かせるヒントが見つかることもあります。
コンテンツ編集機能の有無
研修コンテンツは一度作成しただけで終わるものではなく、修正を繰り返して内容を改善していくことが大切です。システムを導入する前に、コンテンツ編集機能の有無や操作性を確認すると良いでしょう。
リモートワークへの対応
eラーニングコンテンツ制作システムのほとんどがクラウド上で動作するタイプです。リモートワークへの切り替えを進めている企業は、在宅の従業員が利用できるシステムを導入する必要があります。
パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットにも対応しているシステムであれば、多くの従業員が受講しやすくなるでしょう。
おすすめのeラーニングコンテンツ制作システム6選
それでは、リモートワークでの研修におすすめのeラーニングコンテンツ制作システム6選をご紹介します。
サービス名 | 初期導入費用 | 月額費用 | スマホ対応 |
---|---|---|---|
サイバックスUniv. | 50,000円 | 60,000円~ | 〇 |
AirCourse | 0円 | フリー:0円/1ユーザー
ベーシック:360円/1ユーザー コンテンツプラス:600円/1ユーザー ※100ユーザー以上の利用で割引サービス有 |
〇 |
Dojo | 要問合せ | 要問合せ | △(iPhonei・Padのみ) |
エレファンキューブ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
Click-Learn | 0円 | セキュリティ全般:500,000円~
標的型攻撃メール:400,000円~ |
– |
在宅ワーク時・セキュリティ意識向上eラーニング | 0円 | 500,000円 | – |
サイバックスUniv.
リスクモンスター株式会社が提供する「サイバックスUniv.」は、650コース以上の研修メニューが利用できるeラーニングコンテンツ制作システムです。
職種別、階層別のプログラムが豊富に用意されており、自社の学習コンテンツと組み合わせることでより効果的な研修を実施することが可能です。
オリジナルeラーニングサービスでは、動画やスライドをアップするだけでなく、ナレーションや字幕の追加などを依頼することもできます。受講者の理解度をチェックするために、オリジナルのテストを登録できるのでリモートでも質の高い研修効果が期待できます。
AirCourse
KIYOラーニング株式会社の「AirCourse」は操作性が高く、誰でも簡単に学習コンテンツを作れるeラーニングコンテンツ制作システムです。
教材用の動画を準備してから、画面上に表示されるアシストメッセージに従って操作するだけでオリジナルの学習コンテンツが完成します。作成したオリジナルコンテンツは外販に利用することも可能です。
料金プランが豊富に容易されているので、初めてeラーニングに取り組む企業でも安心して利用できます。
Dojo
株式会社テンダが販売する「Dojo」は、マニュアル作成ツールとして評判の高いeラーニングコンテンツ制作システムです。
Excelのスキルアップ研修や文書作成ソフトを使った契約書の書き方など、パソコンを使用した研修に適しています。操作が簡単でコンテンツ制作にかかる時間が短くて済むため、研修担当者の業務効率アップにもつながります。
Dojoは手軽にマニュアルが作成できることから、企業内のナレッジ共有にも利用されており、業務の引継ぎに役立てることが可能です。
パソコンの操作方法をレクチャーする時は、自分の画面を録画してからコメントを追加することができます。隣の席で教えるように丁寧な指導ができるため、リモートワークでの教育に適したシステムだといえるでしょう。
エレファンキューブ
エレファンキューブは、デジタル教材やeラーニングに使用する研修コンテンツの制作を支援してくれる企業です。ヒアリングを通じて研修の目的や内容にマッチしたコンテンツの提案を受けることができます。年間で200以上のコンテンツを制作しているため、実績が豊富で特殊な業種の研修にも対応可能です。
コンテンツのスタイルは、アニメーションや動画、PowerPointを変換したスライドなど、企業のニーズに合わせて様々な形式で作成できます。
自社で研修コンテンツの制作に労力や時間を割けない場合は、外部に委託してクオリティの高いプログラムを作るのも良いでしょう。
Click-Learn
セキュリティ関連のeラーニングを実施したいなら、株式会社システナの「Click-Learn」がおすすめです。リモートワークは外部から企業内のネットワークにアクセスして仕事をする仕組みのため、機密情報が漏れるのを防ぐには従業員のセキュリティ意識が重要になります。
Click-Learnはアニメーション形式や動画形式のわかりやすい研修コンテンツを提供しており、在宅学習でも着実なスキルアップが可能です。顧客企業の社内ルールに合わせたコンテンツのカスタマイズにも対応しています。
在宅ワーク時・セキュリティ意識向上eラーニング
株式会社システナが提供するもうひとつのeラーニングが、「在宅ワーク時・セキュリティ意識向上eラーニング」です。リモートワークの導入を進めている企業にとって、在宅ワーク時のセキュリティ教育はとても重要です。
在宅で仕事をしていると、社内の機密情報を扱っているというセキュリティ意識が薄れがちになります。リモートワークを行う上での注意点をオンライン研修を通して学ぶことで、従業員のセキュリティ意識向上に役立つでしょう。
まとめ
eラーニングコンテンツ制作システムは、各社から工夫を凝らしたサービスが提供されています。リモートワークの導入を進めている企業であっても、従業員のスキルアップを促すために研修の機会を設けることが大切です。
作成したコンテンツで繰り返し研修を行うことで、従業員の着実なスキルアップと研修費用の削減が期待できます。eラーニングコンテンツ制作システムの導入を検討している事業者は、今回の記事を参考にしてみてください。
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