クラウド上で営業サポートをしてくれるサービスが登場

技術が進歩したことで、営業スタイルも大きく変わっており、特にAIの活用に力を入れている企業が目立ちます。AIを活用して顧客を分析すれば、顧客に合った営業活動が可能です。

一口にAIといってもその種類は多岐にわたりますが、中でも営業支援システムであるSalesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」が注目を浴びています。

ここでは、Salesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」はどのようなサービスなのか、特徴や導入した場合の魅力について徹底解説していきますので参考にしてください。

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Sales Cloud(セールスクラウド)とは

Sales Cloud(セールスクラウド)は、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供している営業支援システムです。

「SFA(Sales Force Automation)」とも呼ばれる営業支援システムとは、顧客との関係構築を行い、契約や商談へと導く支援システムのことです。

AIに詳しくない人でも利用しやすく、高度な営業分析ができるため、営業力の強化を図れます。

営業データや顧客データをクラウド上に格納することで、どこにいてもクラウド上のデータのチェック・分析できる、使い勝手のよい営業支援システムです。

株式会社セールスフォース・ドットコムとは?

「Sales Cloud」を提供している株式会社セールスフォース・ドットコムの設立は2000年で、日本に7つの支社を持ちます。

本社はサンフランシスコにあり、世界的に有名な企業です。

最先端テクノロジーの民主化を意識している会社で、高度なAI分析システムをリーズナブルな価格で提供しているため、大変人気があります。

Salesforce(セールスフォース)は顧客管理システム(CRM)において業界最大のシェアを誇る、世界中で愛されているCRM・SFAサービスです。

 

Sales Cloud(セールスクラウド)の4つの特徴

世界中の企業が導入しているSales Cloud(セールスクラウド)には、どのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、Sales Cloud(セールスクラウド)ならではの4つの特徴を紹介します。

AIによる自動案件分析

営業活動は受注した案件と失注した案件に分かれますが、Sales Cloud(セールスクラウド)はAIが成約率の高い案件を分析し、自動的に提案してくれます。

優先度が高い案件がわかると営業チームでの共有や相談、アプローチ、分析ができるため、より短期間で成約につなげることが可能です。

一人ひとりが抱える案件数が多いと、優先順位がわかりにくくなってしまいがちですが、Sales Cloud(セールスクラウド)ではAIによる分析から導き出された優先順位がわかるため、営業力がない人でも効率よく営業活動を行うことができます。

ビジネスプランの可視化

連絡先や接触履歴、取引内容などの顧客データや、製品や競合などの案件データを入れることで、ビジネスプランをクラウド上でスムーズに作ることができます。

営業チーム内でビジネスプランを共有し、確認・分析し合うことで適切なアプローチを見つけることができ、今やるべき行動を把握することが可能です。

デバイスを問わず利用できる

Salesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」はさまざまなデバイスに対応しているため、導入にあたって新たなデバイスを用意する必要がありません。

見込み客データや売上予測、レポートなどを外出先でも確認できるため、商談の直前まで正確なデータを頭に入れた上で商談に臨むことができます。

見込み客を把握できる

顧客数は企業の規模によって大きく変わりますが、会社が大きくなると顧客や見込み客を把握しにくくなる傾向があります。

Sales Cloud(セールスクラウド)は、顧客一人ひとりに対するアプローチ履歴などの記録も可能です。より具体的な内容を記録していくと、見込み客の優先度も表示されます。

既存顧客に対してアプローチをかけながら見込み客も把握できるため、営業効率の向上を期待できます。

 

Sales Cloud(セールスクラウド)の4つの魅力

Salesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」は多くの特徴がありますが、導入することで得られるメリットも少なくありません。

ここでは、Sales Cloud(セールスクラウド)の主な4つの魅力を紹介します。

シーンを問わず営業分析ができる

Sales Cloud(セールスクラウド)はさまざまなデバイスに対応しているため、シーンを問わず営業分析を行うことが可能です。

特に外出先では便利で、自社にいるときと同様に詳細なデータをチェックできます。

営業チームがそれぞれ商談を行って後集まり、顧客分析を行うこともできるため、記憶が鮮明なうちにホットなデータの共有・記録が可能です。

リアルタイムで問い合わせ内容を反映できる

Sales Cloud(セールスクラウド)は、問い合わせ内容をすぐにデータベースに入力をすることで、リアルタイムで情報を共有できます。

問い合わせに迅速に対応できるため、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。迅速な対応が成約につながることもあるため、成約率の向上にも寄与します。

初心者でも利用しやすいデータベース

Sales Cloud(セールスクラウド)ではAIが分析などをサポートしてくれるため、初心者でもデータベースや資料を簡単に作成することができます。

商談の進捗状況や見込み客の管理ができるため、営業に慣れていない人でも状況や顧客を的確に把握できるでしょう。

営業マンの実力アップ

Salesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」は初心者でも使いやすい上に、リアルタイムで情報を共有できるため、営業マン全体の実力やスキルが上がりやすいです。

最初はデータに基づいて行動しますが、経験を重ねることで自分に合った提案や行動ができるようになります。

営業マンのスキルアップを支援するシステムとしても活用できるため、チーム全体の営業力アップが期待できます。

 

Salesforce(セールスフォース)「Sales Cloud」の料金はいくら?

営業力を伸ばすこともできるSales Cloudですが、気になるのは料金です。

Salesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」には、基本的に4つの年間契約プランがあります。

それぞれ利用できる機能・範囲が異なるため、自社で使う機能をもとにプランを選ぶとよいでしょう。

「エッセンシャルズ」

10名まで・1ユーザーあたり36,000円/年額(税抜)
・リードの管理
・商談管理
・営業プロセスのカスタマイズ
・オフラインのモバイル機能
・Outlook とのメール連携
・リアルタイムでの情報取得

「プロフェッショナル」

1ユーザーあたり108,000円/年額(税抜)
・エッセンシャルで使える全機能
・リードの登録
・リードのスコアリング
・契約・見積・注文書の作成
・コラボレーションの売上予測

「エンタープライズ」

1ユーザーあたり216,000円/年額(税抜)
・プロフェッショナルの全機能
・営業チームの管理
・正確な売上予測
・商談の分割
・リアルタイムでの情報取得全機能
・プロセスのカスタマイズ自動化

「アンリミテッド」

1ユーザーあたり432,000円/年額(税抜)
・エンタープライズの全機能
・複数のサンドボックス利用可能
・24 時間年中無休のフリーダイヤルサポート
・カスタムアプリケーションを無制限で構築可能

 

まとめ

Salesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」は営業力を高めたいと考えている企業におすすめで、短期的に結果を出すことも可能です。

営業は企業の要であり、営業力の向上は最重要課題といっても過言ではありません。

AIのサポートを受けながら顧客・営業分析ができますので、営業活動を効率化したいと考えている人はぜひSalesforce(セールスフォース)の「Sales Cloud」をチェックしてみてください。

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