ECサイトに訪れた顧客データの分析や活用を支援
ECサイトの集客や売上げを向上させるためには、顧客のニーズにマッチした広告やメールの配信を行ってリピーターを獲得することが大切です。
「CE(カスタマーエンゲージメント)プラットフォーム」を導入することで、サイトを訪れたことがある顧客のデータを分析し、ニーズに対応した適切な提案を受けることができます。
今回は世界60カ国以上で導入されており、EC事業者から高い評価を得ている「Repro」の特徴や機能を解説します。
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Contents
Repro(リプロ)とは?
Reproとは、Repro株式会社が提供するCEプラットフォームで、顧客との長期的な関係を構築することを目的としたWeb接客サービスです。
Reproは顧客データを分析してユーザーの需要にマッチした広告やメールを送信する機能を備えており、長期的にサイトを利用するリピーターを獲得することをコンセプトに開発されました。
現在では66ヵ国で7,300以上のサービスへの導入実績があり、世界的に高い評価を受けるプラットフォームへと成長しています。
Reproの特徴
Reproの特徴は大きく分けて以下の3つです。
・設計から運用までをサポート
・マルチチャネルのマーケティングが可能
・AI搭載による分析の自動化
設計から運用までをサポート
Reproは実装から初期設定の提案、効果検証までを専任スタッフがサポートしてくれます。
また、エンジニアリングに関するサポートもチャット経由で対応してくれるので、専門的な知識がない担当者でも安定した運用が可能です。
さらに、「Pluto」というユーザーコミュニティが用意されており、最新のマーケティングトレンドについての情報共有ができるため、Webサイトやアプリの運用に関するノウハウを学べます。
クロスチャネルマーケティングが可能
Reproの実装によりアプリ、Web、メールを横断したクロスチャネルマーケティング(※)が簡単に行えます。
ユーザーがアクセスしているチャネルに適切なタイミングでメッセージを送信できるため、「欲しいものを的確に紹介してくれた」という満足感を持たせる効果が期待できます。
※クロスチャネルマーケティング…顧客と企業の間にある複数の接点を通じてマーケティングを行うこと
AIによる分析の自動化
Reproには「Smart Audience™」というAIが搭載されており、ECサイトの利用者の中からチャーン(解約)が予測されるユーザーを自動で抽出できます。
チャーン予測で抽出されたユーザー群には、クーポンの配布やおすすめ商品の広告を送信してサイト利用の継続を促すなどの対策を行うことが可能です。
他にも、ユーザーの行動履歴を分析してニーズに合致する商品やサービスのポップアップを表示する「AIレコメンド・アプリ内メッセージ」機能も搭載されており、AIを活用した様々なマーケティング施策を実施できます。
Reproの主要機能
Reproの主要機能は以下の8つです。
- Webポップアップ
- レコメンド機能
- オンライン広告
- メール
- 吹き出し
- プッシュ通知
- アプリ内ポップアップ
- UI/UX最適化
Webポップアップ
Reproはユーザーの属性や行動などを分析してポップアップの種類や表示のタイミングを調整できるので、コンバージョンにつながりやすいアクションを提供できます。
レコメンド機能
レコメンド機能とは、ECサイトを訪れたユーザーの属性や行動履歴をAIがリアルタイムで分析し、ニーズに合った商品を紹介する機能のことです。
Reproは、Webサイト上に加えてアプリのプッシュ通知、メールでもレコメンド機能を提供できるため効果的にユーザーの購入意欲を刺激できます。
オンライン広告
ユーザー固有の広告ID(広告識別子)を取得し、休眠顧客にはサイトへの再訪問を促すメッセージや、ヘビーユーザーにはアップセル商品(※)の広告を配信できます。
ユーザーの属性や状態に応じてオンライン広告を表示することにより、コンバージョンにつながりやすくなります。
※アップセル商品…ユーザーが以前購入した商品より高額な上位モデルの商品のこと
メール
メールは届けられる情報量やユーザー数の多さから現在でも主要なマーケティングツールに位置付けられています。
ユーザー情報をセグメント(要素)化し、興味や関心、属性に適したシナリオメールを送信することで集客効果や売上げアップが期待できます。
吹き出し
通常のバナータイプだけでなく吹き出しタイプのメッセージを表示して、ECサイトやアプリ上のメニューやボタンなどを目立たせることができます。
吹き出しメッセージには、買い物カゴに入れたままの商品があることを通知するなど、ユーザーに次の行動を促す効果があるためコンバージョン率の向上が期待できます。
プッシュ通知
特定のユーザーセグメントを持った顧客にプッシュ通知を送信します。画像や動画を送信するリッチ通知や、アプリのロック画面にメッセージを表示するアプリプッシュ通知に対応しており、ユーザーの利用状況に合わせた通知が可能です。
アプリ内ポップアップ
ユーザーがアプリを使用しているタイミングに合わせてクーポン情報やキャンペーンの告知などを表示して、売上げの向上につなげることができます。
本来は実装するためにソースコードの変更などの手間のかかる作業が必要ですが、Reproなら管理画面のテンプレートを利用するだけで手軽にアプリ内にポップアップを表示することが可能です。
UI/UX最適化
通常のデジタルマーケティングでは、UI(ユーザーインターフェイス)/UX(ユーザーエクスペリエンス)を最適化するためにA/Bテストなどを用いてPDCAサイクルを回し続ける必要があります。アプリの場合は、A/Bテストを実施するたびにアプリを更新してもらう手間がかかるため、ひんぱんにテストを行うと「更新が面倒なアプリ」と評価されてしまう恐れがあります。
Reproでは新たなバージョンをインストールしなくても変更やテストが反映されるため、作業負担を軽減して効率的にPDCAサイクルを回すことが可能です。
Reproを導入すべき企業とは?
ここまでReproについて詳しく解説してきましたが、実際にReproを導入すべき企業にはどのような特徴があるのでしょうか。
本項では、Reproの導入をおすすめしたい企業を3タイプ紹介します。
- アプリやWebサイトの成果が上がらない企業
- 運用担当者がおらず、知識がない企業
- 1to1コミュニケーションやOMOを考えている企業
Reproはツールの提供だけでなく運用支援も行っており、アプリやWebサイトの運用に関する多くの実績やノウハウを持っています。
そのため、自社サイトの成果が上がらないという企業や、運用の知識がない企業に対して、効果的な施策の提案や0から運用するためのノウハウの提供も行っています。
また、CEプラットフォームの強みを生かして、適切なタイミングで顧客にアプローチを行う1to1コミュニケーションの活用を検討している企業にもおすすめです。
高度な分析機能を備えたAIを搭載しているため、店舗で蓄積した顧客データを利用してユーザーの興味や関心、属性に合わせたメールを送信するOMO(Online Merges with Offline)施策の実施にも適しています。
Reproの料金プラン
プラン | Startup | Standard | Premium |
---|---|---|---|
特徴 | アプリやWebサイトの成長をサポートするプラン | マルチチャネルでサービスの成長をサポートするプラン | オフラインデータも含めたデータをサポートするプラン |
価格 | 要見積もり | 要見積もり | 要見積もり |
専任サポート | あり | あり | あり |
Reproには3種類の料金プランが用意されていますが、同じプランでも利用状況によって料金が異なるためReproへ問い合わせて見積もりを作成してもらいましょう。
まとめ
顧客との関係性を深めてコンバージョンにつなげるためには、ユーザー目線に立ったアプローチが大切です。
Reproを利用すれば、専門的な知識がなくてもWebサイトやアプリのサービスを改善して顧客への有効なアプローチが可能になります。
機能やプラン内容がシンプルで国内企業の導入実績も多いことから、Web接客ツールの導入を検討しているEC事業者は今回の記事を参考にしてみてください。
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