モバイル端末の一括管理を実現するMDM(モバイルデバイス管理)ツール6選

スマートフォンやタブレットなどの普及により、ビジネスでもプライベートでもモバイル端末の活用が不可欠な時代になりました。

移動中などの空き時間を活用して資料を確認したり、メールをチェックしたりすることができるので、モバイル端末は業務を効率よく行うのに役立ちます。

しかし、紛失や不正アクセスによって社内情報が外部に漏れるセキュリティ上のリスクもあります。

上記のような問題を解消するツールとして注目を集めているのが、「MDM(モバイルデバイス管理)ツール」です。

今回は、MDMツールを導入するメリットや選定のポイントを解説するとともに、おすすめのMDMツール6選をご紹介します。

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MDM(モバイルデバイス管理)ツールとは


MDMとは、「Mobile Device Management」の略称です。MDMツールは、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末の管理を一括して行うためのツールです。

MDMツールを導入すると、企業で所有しているモバイル端末へのアプリのインストール制限や、紛失した際の遠隔ロック・データ削除機能を使用してすべての端末を制御することができます。

MDM(モバイルデバイス管理)ツールを導入するメリット


MDMツールを導入すると、以下のようなメリットが得られます。

  • ・使用状況が可視化される
  • ・管理コストが省ける

 

使用状況が可視化される

コロナ禍の影響でリモートワークへの切り替えが進められているため、会社から支給されているデバイスを自宅や出張先などで使用するケースが増えています。

リモートワーク環境では各端末の使用状況をリアルタイムで確認しにくいという問題がありますが、MDMツールにはアプリのインストール状況や位置情報を取得する機能が搭載されているため、端末の場所や使用状況が可視化されます。

管理コストが省ける

モバイル端末の運用には、各端末の設定やセキュリティ強化などの管理コストがかかります。

MDMは初期設定さえ行えば、設定やバッチファイルの配信を遠隔地から一元的に行えるので工数や管理コストの削減が可能です。

MDM(モバイルデバイス管理)ツールを導入する際の注意点


MDMツールの導入する際は、以下の注意点を念頭に入れておいてください。

  • ・確実な安全性は見込めない
  • ・便利なソフトウェアを制限する恐れ

 

確実な安全性は見込めない

MDMツールは、不正アクセスによって外部に情報が漏れるリスクを低減できますが、悪意を持ったサイバー攻撃から情報漏れを完全に防ぐことは難しいです。

サイバー犯罪の手口は年々巧妙になっており、会社の大切な資産である情報を守るためには従業員ひとり一人がセキュリティ対策について高い意識を持つことが重要です。

便利なソフトウェアを制限する恐れ

MDMツールはウイルスやサイバー攻撃から大切な情報を守る機能を備えていますが、便利なソフトウェアの使用を制限する場合があります。

ソフトウェアの使用制限によって利便性が低下すると、従業員が私物のモバイル端末などで作業をしてしまい、かえってセキュリティリスクが増大する恐れがあります。

MDM(モバイルデバイス管理)ツールの選定ポイント・選び方


MDMツールを導入する際は、以下の点を重視して製品を選ぶようにしましょう。

  • ・運用コストと利用台数
  • ・対応可能な端末の種類
  • ・セキュリティ対策のレベル
  • ・無料トライアルの有無
  • ・サポート体制

 

運用コストと利用台数

MDMツールを導入する際は、費用対効果が重要になります。

どんなシステムでも導入費用やランニングコストがかかりますが、将来的に利用端末が増えた時のことを考えてトータルコストが優れたツールを選ぶようにしましょう。

対応可能な端末の種類

システムを導入しても、会社で支給している端末で使用できなければ無駄になってしまいます。システムの選定時には、自社の端末に対応していることを忘れずに確認しておきましょう。

セキュリティ対策のレベル

最近のクラウド型サービスには高度なセキュリティ対策が行われていますが、どのような脅威に対応できるのかメーカーに問い合わせることをおすすめします。

既存のシステムと連携して利用する場合は、運用方法や利用シーンを詳細に整理してセキュリティの強度を確認しましょう。

無料トライアルの有無

MDMツールを導入する前に、無料トライアルでシステムの使用感や操作性を確かめておくと良いでしょう。

本契約する前に、操作性や運用の難易度をチェックしておくとスムーズに導入を進めることができます。

製品によっては、無料トライアルで使用した環境設定を本契約後もそのまま移行できるので、設定をやり直す手間が省けて便利です。

サポート体制

導入後のサポート体制も重要な選定ポイントです。

ツールの利用に関する相談や、トラブル発生時に的確なサポートを受けられれば、安心して業務に集中できます。

国産のMDMツールなら、相談や問い合わせに対して迅速に日本語でサポートしてくれるのでおすすめです。

おすすめのMDM(モバイルデバイス管理)ツール6選

ここからは、おすすめのMDMツール6選をご紹介します。

サービス名 i-FILTER ブラウザー&クラウド CLOMO MDM Optimal Biz
初期費用 0円 19,800円 要問い合わせ
月額費用 3,300円(年額) 基本利用料:2,100円
ライセンス:300円/1デバイス
300円
無料トライアル

 

サービス名 MobiControl MobileIron FENCE-Mobile RemoteManager
初期費用 50,000円〜 要問い合わせ 要問い合わせ
月額費用 500円/1ユーザー 要問い合わせ 要問い合わせ
無料トライアル

 

i-FILTER ブラウザー&クラウド


国内シェアトップクラスの「i-FILTER(アイ・フィルター) ブラウザー&クラウド」は、モバイル端末のWebフィルタリングや機密データの消去をサーバーレスで実行できるMDMツールです。

情報漏れを防ぐ「セキュア・ブラウザー」や様々なアプリのアクセス制御ができる「マルチ・エージェント」機能を搭載しており、クラウド型サービスのため複数の事業所で運用できます。

CLOMO MDM


「CLOMO(クロモ)MDM」は、シンプルで使いやすいUI(ユーザー・インターフェース)を採用しているMDMツールです。

モバイル端末の盗難や紛失が発生しても、デバイスに保存されている情報を守る強固なセキュリティ機能が搭載されているので、外部への情報漏れリスクを低減します。

また、導入後のサポート体制も充実しているので、操作方法などで困ったことがあれば迅速に対応してもらえます。

Optimal Biz


「Optimal Biz(オプティマル・ビズ)」は、180,000社以上の企業が導入しているMDMツールです。

企業が所有しているパソコンやモバイル端末の一括管理が可能で、高度なセキュリティ機能も搭載しているため外出先でも安心して作業が行えます。

国産ツールなので日本企業向けの機能が豊富に搭載されており、サポート体制も整っています。

MobiControl


「MobiControl(モビコントロール)」は、国内企業300社以上が利用しているMDMツールです。

導入企業からは高い操作性と豊富な機能が評価されており、95%以上の高い継続利用率を維持しています。

導入方法はクラウド型のSaaS版と自社サーバーを設置するオンプレミス版の2種類があり、リモート操作機能やサイレント・インストール機能、ランチャー機能などのデバイス管理に必要な機能がすべて利用可能です。

MobileIron

「MobileIron(モバイルアイアン)」は、BYOD(私的デバイス活用)に対応しているMDMツールです。BYODの導入に役立つMAM(モバイルアプリケーション管理)・MCM(モバイルコンテンツ管理)機能も搭載されています。

近年は多くの企業でモバイルデバイス管理の概念が浸透しつつあり、強固なセキュリティと高い操作性で安全な業務の遂行をサポートします。

FENCE-Mobile RemoteManager

「FENCE-Mobile RemoteManager(フェンスモバイル・リモートマネージャー)」は、ノートパソコンやモバイル端末を社内の統一規格で管理するだけでなく、不正利用などのリスクから機密情報を守るMDMツールです。

モバイル端末の紛失や盗難だけでなく、業務アプリの管理や更新といったリモートワーク環境で発生する諸課題の解決に役立つ機能を多数備えています。

まとめ


働き方改革や新型コロナの感染拡大によってリモートワークを取り入れる企業が増えており、従業員が自宅でパソコンやタブレット端末を使って仕事をするワークスタイルが一般的になりつつあります。

会社の大切な情報が不正アクセスなどによって外部に漏れるのを防ぐには、端末の使用状況を管理することが大切です。

MDMツールを導入すれば、モバイル端末を最大限に活用しながら強固なセキュリティ機能によって企業の資産である情報を守ることができます。

MDMツールの導入を検討中の事業者は、操作性やセキュリティレベル、費用対効果を考慮して自社の作業環境に適した製品を探してみてはいかがでしょうか。

「リモートワーク手帳(無料)」 では、リモートワーク環境で役立つツールや改善ノウハウ、使える制度などを解説しています。仕事のオンライン化に対応するために、ぜひご活用ください。

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