コストを抑えて迅速なデータ管理を可能にするデータ連携ツール5選

企業では様々なシステムが目的別に構築されており、社内のデータ活用を進めるためには、各所に散在するデータを効率的に集める必要があります。

そこで役に立つのが「データ連携ツール」です。

今回は、データ連携ツールのメリットや導入する際の注意点、選び方を解説します。

また、おすすめのツールも紹介しますので、データ連携ツールの導入を検討している事業者はぜひ参考にしてください。

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データ連携ツールとは


近年は、従来の「オンプレミス型システム」に加えて、「クラウド型サービス」が普及したことによりデータの保管場所が分散化しています。

そのため、部門ごとに異なるシステムが導入されてデータの所在がバラバラになり、集約がままならないという問題が発生しました。

データ連携ツールを利用すれば、企業の内外にある様々システムを連携してデータを有効活用することができます。

データ連携ツールの種類

大きく分けて、以下の2種類があります。

  • ・ETLツール

ETLとは「抽出・変換・格納」を意味する略称で、大規模データの集計や統合に適したデータ連携ツールです。

即時性は高くないため、定期的なデータ処理に向いています。

データベースや基幹系システムとの連携におすすめのシステムです。

  • ・EAIツール

EAIとは「企業内アプリ統合システム」の略称で、即時性が高いため、社内で利用している様々なシステムを高速で連携することができます。

ただし、一度に処理できるデータ量は多くないため、1件あたりの情報量が比較的少ない「顧客管理システム」や「販売管理システム」との連携に向いています。

ETLツールとEAIツールでは得意な分野が異なるため、社内のどのデータと連携したいのか明確にしておきましょう。

データ連携ツールを導入するメリット


データ連携ツールを導入するメリットは、以下の4つです。

  • ・データの一元管理が可能
  • ・定型作業の自動化
  • ・仕事の効率アップ
  • ・人的ミスの予防

 

データの一元管理が可能

データ連携ツールを使えば、各部門でバラバラに管理していたデータを集約して一元管理できるようになります。

必要なデータを組織内のどの部署からも閲覧できるようになるため、担当部署に出向いて情報提供を依頼する必要がなくなります。

定型作業の自動化

データ連携ツールを利用すれば、手作業で行っていたデータの入力や集計、加工などの定型作業を自動化できます。

自動化処理を外部委託することなく自社内で構築できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

仕事の効率アップ

データ連携ツールで作業を自動化すれば、業務量の減少につながります。

時間のかかる単純作業をツールに任せることで従業員の負担を減らし、仕事の効率アップが図れます。

また、部署ごとの独自ルールや業務の属人化を防げるので、統一したシステム運用が可能になるでしょう。

人的ミスの予防

データ管理を手作業で行っていると、誤入力などの人為的なミスが起こりがちです。

データ連携ツールを利用すれば手作業が不要になるため、人的ミスを防いで正確なデータ管理ができるようになります。

データ連携ツールを導入する際の注意点


データ連携ツールを導入する際の注意点は、以下の2つです。

  • ・連携できないシステムやアプリがある
  • ・初心者には扱いきれない

 

連携できないシステムやアプリがある

データ連携ツールは、どのようなシステムやアプリとも連携できるわけではありません。利用プランによって連携できる外部サービスが変わる場合もあります。

そのため、自社で利用しているシステムやアプリが連携に対応しているか確認してから導入するようにしましょう。

初心者には扱いきれない

運用ノウハウや経験が少ない企業では、業務を自動化するためにどのシステムやアプリを連携させれば良いか判断するのは難しいです。

自力での運用に不安がある場合は、ツール活用の提案や成功事例集の提供など、導入後の運用サポートが手厚いデータ連携ツールを選ぶと良いでしょう。

データ連携ツールの選定ポイント・選び方


それでは、データ連携ツールの選定ポイントを解説していきます。

  • ・目的を明確にする
  • ・導入後のサポートが充実している
  • ・適切な料金プランを選択する

 

目的を明確にする

データ連携ツールには「ETL」と「EAI」の2種類があるので、自社の目的に合ったツールを選ぶようにしましょう。

データ連携できるアプリの種類が豊富な製品や、特定のシステムのデータ連携に特化している製品もあるため、自社で利用しているツールやアプリと連携可能か忘れずに確認してください。

導入後のサポートが充実している

データ連携ツールを使いこなすには、ある程度のIT技術が必要です。

IT人材やノウハウに不安がある場合は、できるだけ操作が簡単なツールを選ぶようにしましょう。

無料プランや無料トライアルが用意されているデータ連携ツールもあるので、試しに使って操作性を確認するのもおすすめです。

適切な料金プランを選択する

データ連携ツールは、基本料金のみで無制限にデータ連携が利用できるタイプと、連携システムを増やすたびに課金されるタイプの2種類があります。

連携するシステムが少ない場合は課金形式のほうがコストがかからない場合もあるので、利用規模に合わせて料金プランを選ぶと良いでしょう。

おすすめのデータ連携ツール5選

ここからは、おすすめのデータ連携ツール5選をご紹介します。

サービス名 Pentaho ASTERIA Warp trocco
初期費用 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ 30,000円〜 100,000円〜
無料トライアル

 

サービス名 dataFerry Reckoner
初期費用 要問い合わせ 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ 100,000円〜
無料トライアル

 

Pentaho


「Pentaho(ペンタホ)」は、企業の内外に点在するデータの抽出、変換、読み込みが簡単に行えるデータ連携ツールです。

ドラッグ&ドロップで直感的に利用できるインターフェースを採用しており、ほぼすべての形式のデータソースに接続可能なので、高い汎用性を備えています。

ASTERIA Warp


「ASTERIA Warp(アステリア・ワープ)」は、コーディング不要でデータ処理を自動化できるデータ連携ツールです。クラウド型サービス内のデータにもシームレスに接続できます。

操作画面がシンプルで専門的な知識や技術がなくても簡単に扱えるので、運用ノウハウに自信がない企業でも安心して利用できます。

trocco


「trocco(トロッコ)」は、ビッグデータの転送パイプラインを素早く構築できるデータ連携ツールです。

troccoを利用するとデータ基盤運用の工数を90%削減できるため、本来注力すべき核心業務に人材を集中できるようになります。

dataFerry


「dataFerry(データフェリー)」は、プログラムやコーディングの知識がない担当者でも簡単にデータ統合ができるデータ連携ツールです。

プログラミング作業をしなくても「異常値除外」などのデータ集計や加工に必要な操作を1クリックで実行できます。

Reckoner


「Reckoner(レコナー)」は、クラウド型のETLデータ統合ツールです。企業内に点在しているSaaSアプリケーションやデータベースなどから様々なデータを統合、変換、加工することができます。

Amazonの「aws」や「Google Cloud」、「salesforce」などの100種類以上の外部サービスと連携しており、集約したデータを顧客管理システムや営業支援システムなどに転送することも可能です。

まとめ


データ連携ツールを導入すると今まで手動で行ってきた定型業務を自動化できるだけでなく、社内に散在するデータを効率よく集約・運用することができます。

データ連携作業を自動化することにより人的ミスも減少するので、業務効率をアップした上にデータ分析の精度が上がるという大きなメリットがあります。

「データがあちこちに散らばっており、管理や分析に時間がかかって困っている」という企業は、ぜひ導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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