原因調査の時間を大幅に削減。おすすめのアプリケーション性能管理ツール4選
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、多くの企業がWebサービスの導入を行っています。
Webサービスを導入するとペーパーレス化も図れるため、コスト面においても魅力的であるとともに、業務の効率化も促せることもあって社内全体が良い環境へと変わります。
しかし、Webアプリケーションは魅力的である反面、知識がない状態で利用すると、大きなトラブルに発展した際に困ることが多いです。
もしものときに、大きなトラブルに発展する前に解決がしやすくなるのが「アプリケーション性能管理ツール」です。
アプリケーション性能管理ツールとは、どのようなメリットがあるのか、導入する際の注意点や選び方と合わせて解説をしていきます。
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Contents
アプリケーション性能管理ツールとは
アプリケーション性能管理(APM)とは「Webアプリケーション」の稼働状況を管理・監視できるツールです。
管理・監視を行うことで、不具合が生じた場合にスピーディーに対応を行うことができ、大きなトラブルに発展する前に解決ができます。
そのため、Webアプリケーションを導入している多くの企業におすすめです。
アプリケーション性能管理ツールを導入するメリット
- 不具合の早期発見
- 安定した運用が可能
アプリケーション性能管理ツールを導入するメリットは、上記の2つが挙げられます。
それぞれのメリットについて解説をしていきますので、導入を検討している人は参考にしてください。
不具合の早期発見
前述でも触れましたが、アプリケーション性能管理ツールを導入するメリットとして「不具合の早期発見ができる」という点が挙げられます。
アプリケーション性能管理ツールは、使用しているWebアプリケーションの稼働状況・パフォーマンスの監視ができるため、調子が悪い場合は早期に問題が起きていないか確認できます。
大きな問題にならないうちに対応することが可能なので、多くの企業におすすめです。
安定した運用が可能
さらに、アプリケーション性能管理ツールを利用してパフォーマンスの監視を行うことで、Webアプリケーションの安定した運用ができます。
監視を行いサーバーに影響がある状態のアプリがあれば、使用を中断することによって、社内のサーバーが一時的にダウンしてしまう状態を回避することが可能です。
Webアプリケーションをたくさん利用している企業は、管理者の業務負担も大幅に軽減できるでしょう。
アプリケーション性能管理ツールを導入する際の注意点
多くのメリットがあるツールですが、「料金が高額になる場合もある」という点に注意してください。
というのも、アプリケーション性能管理ツールは提供している企業によって料金が異なりますが、性能・精度が優れていると毎月運用しにくい価格帯になる場合もあります。
継続して利用しないとあまり意味がないため、ある程度の予算を視野に入れて導入をしましょう。
アプリケーション性能管理ツールの選定ポイント・選び方
- 料金プラン
- 使いやすさ
- 機能性
アプリケーション性能管理ツールは、上記の3つが導入する選定ポイントとして挙げられます。
それぞれの選定ポイントについて解説をしていきますので、導入を検討している人は参考にしてください。
継続して利用できる料金か
注意点としても挙げましたが、アプリケーション性能管理ツールは、継続して利用できるかどうかが重要です。
利益に大きく影響を与える金額であれば、次第に継続して使うのが難しくなり、導入を止めてしまう可能性もあります。
長期の利用が可能な料金かを考えましょう。
シンプルで使いやすいか
さらに、アプリケーション性能管理ツールを選ぶ上で重要なポイントとして「使いやすさ」も挙げられます。
アプリケーション性能管理ツールは、Webアプリケーションのパフォーマンスをしっかりとチェックできる点において便利ですが、使い方がわからない・使いこなせていない状態では意味がありません。
できるだけ、IT知識がない人でも使いやすいツールを選んで利用するのがおすすめです。
問題・課題解決ができる機能が備わっているか
「使いやすさ」「料金プラン」と合わせて選定ポイントとして挙げられるのが「機能面」です。
導入する際には、課題解決ができるような機能が備わっているかもポイントです。
料金はやや高くなりますが、明確に分析をして解決ができるようなアプリケーション性能管理ツールだとトラブルも起きづらいです。
おすすめのアプリケーション性能管理ツール4選
次は、多くの企業が利用しているおすすめアプリケーション性能管理を4選ご紹介します。
注意点や選定ポイントと合わせて参考にしてください。
Site24x7-2,000円/月〇
初期導入費 | 月額費用 | 無料トライアル | |
---|---|---|---|
Instana | 要問合せ | 要問合せ | 〇 |
AppDynamics | 要問合せ | 要問合せ | – |
Applicaitons Manager | 306,000円~ | – | 〇 |
Instana
Instanaは、Webアプリケーションの利用状況の可視化や自動検出機能・リアルタイムの関連性検出など、便利な機能が備わっているツールです。
AIロボットによって精密な分析や監視が行われることもあり、データを蓄積していくほどより精度が高い状態になります。
パフォーマンスのモニタリングもできるため、監視コードをエンジニアに任せていた企業や、パフォーマンスの課題解決に毎回時間がかかっている企業におすすめです。
AppDynamics
AppDynamicsは、自動検知機能が搭載されているだけでなく、パフォーマンス状況がわかりやすい可視化や、システム構成を検知してMAP化してくれる機能が備わっています。
MAP化されたデータは、Webアプリケーションの整理を行う際にも役立つだけでなく、どのような繋がりができるているのか把握して新しいサービスの導入が可能です。
さらに、Webアプリケーションのパフォーマンス低下の原因をコードレベルで把握できるため、根本的に問題になっている部分から修正できます。
機械学習機能も備わっているため、回数を重ねるほど分析精度も高くなります。
Applicaitons Manager
Applicaitons Managerは、Webアプリケーションのパフォーマンス監視だけでなく、データベースやWebサーバー・プログラムソースコードなども監視することが可能なツールです。
様々なパフォーマンス監視ができるため、トラブルに発展する前に早期解決を行えます。
管理業務の負担を大きく減らすことが可能なツールで、監視データを蓄積して自動で統計データを算出することもできます。
アプリケーション自動マッピングは、Webアプリがどのようにつながっているのかがわかりやすい機能です。
Site24x7
Site24x7は、早期導入が可能という点からも人気があるツールで、Webサイト監視やサーバー監視・アプリケーションの性能管理までできるオールインワンツールです。
ログ監視機能も搭載されているため、Webアプリケーションを誰がどのタイミングで使用したのか把握できます。
ファイアフォールのような重要なネットワーク機器の監視も可能です。
まとめ
アプリケーション性能管理は、トラブルに発展する前に解決ができる機能が搭載されている便利なツールです。
特に、電子化を促している企業に人気があり、早期解決を行うことでトラブル時の追加料金の支払いを防ぐこともできるでしょう。
クラウドサービス・Webアプリケーションを多く利用している企業は、導入を検討してみてください。
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