従業員の管理に特化したタレントマネジメントシステム
人事労務は会社の中でも特に負担がかかってしまうポジションです。
帳票作成などの申請書類や個人情報の取り扱いも大変ですが、従業員一人ひとりの性格や能力も異なるため、人材管理も負担になりやすいポイントです。
「カオナビ」はこのような従業員の管理に長けた人材管理システムで、社内の風通しだけでなくバランスの取れた所属や位置決めができます。
人材管理システム「カオナビ」はどのようなサービスなのか、特徴や評判・料金プランについて詳しく解説をしていきます。
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Contents
カオナビとは?
カオナビは、2012年からサービスが開始されている人材管理システムです。
一般的な人材管理システムでは従業員の情報を一元管理できるのが特徴ですが、カオナビでは従業員の一元管理だけでなく、スキル分析や所属している人材の能力分析など、細かい情報管理ができます。
他にも管理している従業員ごとに眠っているスキル・能力を分析し、従業員の才能や個性を発掘できる優れたツールです。
従業員ごとの顔写真やプロフィール・経歴の管理ができるため、従業員数が多くても顔と名前を一致させて覚えられるという点からも魅力的なサービスで、2020年の段階では1,900社以上の企業が利用しており、ファミリーマートや松屋・みずほグループも利用しています。
株式会社カオナビとは?
株式会社カオナビは東京都港区に本社があり、2008年に設立しました。
東証マザーズに一部上場している企業で、人材管理システム「カオナビ」の事業が中心となっていますが、導入を検討している企業向けやすでに導入しているユーザーに対して、イベントやセミナーなどを行っています。
導入後のフォローもしっかりしていて、手厚いサポート体制からもカオナビを利用する企業が増えている状態です。
カオナビの主な機能
- ・カスタマイズ可能な従業員のデータベース
- ・社員一人ひとりの育成方法のプランニング
- ・モチベーション・離職の分析
- ・組織単位の能力・スキルのグラフ化
- ・社員アンケート機能
人材管理システムは上記の5つが主な機能として挙げられます。
クラウド型システムなので従業員の情報がリアルタイムで反映出来るほか、適性検査を行ってチーム力の増強を図ることも可能です。
採用や配属のミスマッチ防止ができるため、多くのシーンで活躍してくれるでしょう。
カオナビの5つの特徴
- ・人事労務業務の効率化
- ・従業員の一元管理が出来る
- ・エンゲージメント管理が可能
- ・バランスの取れた所属配置
- ・金融機関と同様の万全なセキュリティ体制
人材管理システム「カオナビ」の大きな特徴5つについて、それぞれ詳しく解説をしていきますので参考にしてください。
人事業務の効率化
紙媒体やExcelで従業員の情報や申請書類の管理をしている企業も多いですが、紙媒体の場合は特に手作業になりミスが起きないように集中しながら入力する必要があります。
Excelでは従業員ごとのフォルダやファイルを作成し、変更があった場合は従業員のファイルを探しだし手入力する必要があるため、かなりの労力です。
しかし、カオナビはクラウド型サービスなので、変更があった場合は従業員自身が修正できます。
ファイルも検索機能があるため、スムーズに探して必要な情報を抜くことが可能です。
従業員に関する情報の一元管理
さらに、カオナビでは従業員全体の情報を一元管理できる点でも人気があります。
従業員の情報を一か所に集約することで、各従業員にアナウンスをして詳細を送ってもらうという流れを省くことが可能です。
他の一元管理サービスと違うのは、カオナビだと「顔写真付きで一元管理できる」「従業員の顔写真が表示された一覧表である」という点です。
従業員数が多くなると、名前は覚えられても顔が覚えられないというケースも少なくありません。
名前だけ覚えていても直接会ったときに気づけないため、コミュニケーションを円滑に行うのは難しくなります。
従業員の顔と名前を一致させて覚えられるのは、カオナビの大きな特徴といっても過言ではありません。
エンゲージメントの管理
カオナビではさらに、エンゲージメントの管理をスムーズに行えます。
使える機能でも解説しましたが、カオナビではモチベーションの分析や離職の分析など細かい分析が可能です。
社員のコンディションの定点観測や、残業時間による離職の予兆分析もできます。
定期的に分析・観測を行うことで従業員に合ったフォローを行えるため、エンゲージメントが下がることなく仕事を勤めてもらうことが可能です。
所属社員のバランスの取れた配置が可能
分析機能の中でも、集約している従業員のデータベースに基づいて現在の所属社員ごとのバランス分析ができるのは、人事配置の経験がない人にも役立つでしょう。
どうしても、社員によって合う合わないは存在します。
相性が悪い人物同士で仕事を続けても良い結果は生まれにくく、悪い循環になってしまうと、離職に対する意識が芽生えてしまう可能性が高いです。
カオナビでは人材配置シミュレーション機能が付いているため、人件費やスキル値を確認しながら、バランスがあっているのかを確認ができます。
万全なセキュリティ
従業員や取引先の個人情報を管理するので、セキュリティ面の高さも求められます。
カオナビでは専用アプリを利用した「2段階認証」でセキュリティを強化を図れます。
個人情報の保護体制に対する第三者認証制度の「プライバシーマーク」や、情報セキュリティに関する国際規格ISO27001(ISMS)を取得しているため、強固なセキュリティ体制で運用できます。
カオナビの評判
次はカオナビの評価・評判について解説をします。
カオナビの導入を考えている人は、実際に利用している企業の評価・評判をぜひチェックしてみてください。
魅力的に感じるポイント
カオナビに対する評判で最も多いのが「顔で従業員を覚えられる」という点です。
多くの企業では従業員の名前を覚えることができていても、顔と一致させるのはなかなか難しいという声があります。
しかし、カオナビを利用することで顔と名前を一致させて覚えられる上に、その人物のスキルなども合わせて覚えやすいため、人材配置の時に役立つと好評です。
利用する際の注意点
カオナビを実際に利用した場合、閲覧や権限の設定は他のツールとは違ったやや独特なスタイルになるため、慣れるまでに時間がかかるという声も挙がっています。
ただ、利用している上で改善してほしい不満はあまりないため、満足している企業が圧倒的に多いです。
カオナビの料金プラン
カオナビの料金プランは「ストラテジープラン」「パフォーマンスプラン」「データベースプラン」の3つに分かれます。
どのプランも利用する規模によって料金が変わるため、詳細な料金が知りたい場合は問合せが必要です。
・ストラテジープラン:戦略的な人材マネジメント向けプラン
・パフォーマンスプラン:評価運用の効率を促したい企業向けプラン
・データベースプラン:人材管理の一元化向けプラン
各プランごとに使用できる機能は下記の通りになっていますので、検討する際の参考にしてください。
内容 | |
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ストラテジープラン | 人材データベース 社員情報ソート 社員リスト 組織ツリー図 評価ワークフロー 社員アンケート 配置バランス図 社員データグラフ ダッシュボード |
パフォーマンスプラン | 人材データベース 社員情報ソート 社員リスト 組織ツリー図 評価ワークフロー 社員アンケート |
データベースプラン | 人材データベース 社員情報ソート 社員リスト 組織ツリー図 |
まとめ
人材管理システムの「カオナビ」は、人材管理をしっかりと行って会社全体のパフォーマンスを高めたい企業におすすめです。
万全なセキュリティのもとで運用できるとともに、社員のエンゲージメントチェックや配属人員ごとのスキルバランスなどを確認できるため、より生産性の高いプロジェクト進行が行えます。
顔と名前で従業員を覚えることで才能発掘もできるので、従業員全員のスキルを最大に活かしたい場合はカオナビの導入も検討してみましょう。
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