企業経営を効率化しよう!おすすめのファイアウォールツール6選
クラウド型のツールが普及し、今までのような物理的なシステムを導入する必要がなくなったため、ツールの導入後すぐに利用できるだけでなく、初期費用や運用コストを削減することもできるようになりました。
しかし、インターネット上でデータや情報を管理できるようになったため、サイバー攻撃の被害を受けて社内の重要なデータや個人情報が外部に漏れる恐れがあります。
会社の情報やデータをサイバー攻撃から守るために、ファイアウォールツールやセキュリティソフトを導入する必要が生じたのです。
今回は、数多くあるファイアウォールツールの中から自社に適した製品を選ぶ際のポイントや、おすすめのファイアウォールツール6選をご紹介します。
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Contents
ファイアウォールツールとは
ファイアウォール(Firewall)は防火壁という意味で、その名のとおり社内のデータや情報を守る役割を担います。
会社経営に関わる重要な資料や、社員または顧客の個人情報が外部に漏れないように、未然にウイルスの侵入を防いでくれるので、クラウド型システムを利用している企業にとって不可欠なツールと言えるでしょう。
ファイアウォールはWindowsやMacなどのOS、または有料版のウイルス対策ツールに搭載されており、外部からの不正アクセスをブロックしてくれるので、情報が外部に漏れることで会社の信用を失うリスクを抑えられます。
ファイアウォールツールを導入するメリット
ここからは、ファイアウォールツールを導入することで得られる具体的なメリットをご紹介します。
外部からの不正アクセスにより情報が改ざんされたり、外部に漏れたりすることを防ぐために不可欠です。まだ導入をしていない企業は、メリットを知った上で導入を検討してください。
ネットワークを監視
ファイアウォールツールを導入すると、ネットワークを監視して不正アクセスを制御してくれる上に、フィルタリング機能が搭載されているのでカスタマイズもでき、アクセス制限も可能です。
高いセキュリティ
ファイアウォールは会社の規模に関わらず、優れたセキュリティ効果が見込めるため、社外の不正アクセスのみならず社内の不審なネットワークアクセスも探知できます。
企業の予算や目的に応じてフレキシブルに対応できるので、気軽に導入できるセキュリティソフトといえるでしょう。
ファイアウォールツールを導入する際の注意点
ファイアウォールには多くのメリットがありますが、導入する前にいくつかの注意点を知っておく必要があります。
ファイアウォールツールは不正アクセスを未然に防ぐなどの基本的な役割を果たすツールなので、単独では十分なセキュリティ効果を発揮することが難しく、ファイアウォールツールだけではウイルスが含まれているかどうかを精査できません。
例えば、パソコンやタブレットなどの端末が盗難にあった場合に備えて、本当に社内のスタッフがアクセスしているかどうかを確認するために他要素認証や二段階認証も必要になるため、ウイルス対策に特化している製品も導入しなければならないのです。
それを踏まて、ファイアウォールツールの導入を検討しましょう。
ファイアウォールツールの選定ポイント・選び方
様々な会社からファイアウォールツールが提供されているため、自社に適したツールを選ぶ際に迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、ファイアウォールツールを選定する際のポイントについて解説します。
まだ導入していないが興味がある方や、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
導入・運用コスト
ファイアウォールツールはリーズナブルな価格で運用でき、初期費用が無料のものもあります。
どの範囲までセキュリティを強化するかを社内で検討して、予算と目的に合ったプランを選択することをおすすめします。
充実したサポート
ファイアウォールツールを導入した後、操作方法に関する疑問やトラブルが生じた場合に適切なアドバイスを受けられるようなサポート体制が整っているかどうかも、ツールを選ぶ際のポイントになります。
導入実績
そのファイアウォールツールが多くの企業で導入されていることや、どのような会社で導入されているのかを製品のホームページで確認することも大切です。
どのツールを選べば良いか迷った場合は、国内で販売されている台数や海外での評価、導入実績などを調べると、ツールを選定する際の参考になります。
おすすめのファイアウォールツール6選
ここでは、おすすめのファイアウォールツール6選を紹介します。
どのツールを選択するか迷っている場合は、利用者の満足度や実績、運用コストなどを比較して、無料トライアルを利用して操作性を確かめてから導入を検討してください。
サービス名 | 初期導入費 | 月額費用 | 利用者満足度 | 無料トライアル |
FortiGate | 0円 | 要問合せ | 5/5 | 要問合せ |
SonicWall ファイアウォール | 要問合せ | 要問合せ | 2/5 | 要問合せ |
Cisco Umbrella | 要問合せ | 要問合せ | 3/5 | ○ |
ParnaWall | 要問合せ | 要問合せ | – | 要問合せ |
CheckPoint 1500 Appliance | 要問合せ | 要問合せ | – | × |
Cloudflare Access | 300,000円〜 | 500円〜 | – | ○ |
FortiGate
あらゆる機能が搭載されているセキュリティツール「FortiGate(フォーティゲート)」は、サイバー攻撃から社内のネットワークを守るツールです。
様々な機能を一元化して運用や管理にかかる費用を削減できるので、少しでもリーズナブルに利用したい方におすすめです。
高性能の暗号化VPNで攻撃の速度に匹敵するスピードで通信を保護し、データ転送する際の遅延を最小限に抑えながらネットワークを保護lするため、ストレスのない通信を実現します。
SSLインスペクションが高精度であり、暗号化されたデータに隠れた攻撃も検知できるので、未知の脅威に対してもスピーディーに対応します。
SonicWall ファイアウォール
新技術が採用されている「SonicWall(ソニックウォール)」は次世代のファイアウォールで、フィッシングやウイルス、スパイウェアなどあらゆる外部のサイバー攻撃に対して、リアルタイムで精査する高精度な機能が搭載されているツールです。
Cisco Umbrella
「Cisco Umbrella(シスコ アンブレラ)」はクラウド型のファイアウォールなので、導入後すぐに利用できます。
DNSレイヤでセキュリティ対策を行っているため、様々なデバイスやユーザーを保護することができる上に、WEBダッシュボードとメールで見やすいレポートを提供してくれるので、安心して利用できます。
ParnaWall
「ParnaWall(パルナウォール)」は外部からのサイバー攻撃だけでなく、社内で不正操作が行われた場合もデータベースを保護します。
これまでのWAF(Web/アプリケーション/ファイアウォール)では検知できなかったSQLインジェクションを検知し、防御するクラウド型のファイアウォールです。
CheckPoint 1500 Appliance
「CheckPoint (チェックポイント)1500 Appliance」は、あらゆるラインナップの中から自社に必要なセキュリティ対策を選択できるファイアウォールツールです。
1台のセキュリティゲートウェイで外部からのサイバー攻撃を探知して防御するので、社内の重要なデータが外部に漏れることがなく、取引先や顧客との信頼関係を維持できます。
Cloudflare Access
全世界にネットワークを展開している、いきなりテレワークが提供する「Cloudflare Access(クラウドフレア アクセス)」は、VPNが不要のファイアウォールで、テレワーク環境をサポートしてくれるツールです。
導入にあたってアプリやソフトウェアをパソコンやタブレットなどの端末にインストールする必要がなく、パスワードやワンタイムパスワードの設定によってセキュリティ対策を強化しています。
2020年5月時点で世界200カ所以上、90カ国以上にデータセンターが置かれており、ネットワーク容量が35Tbpsなのでサービスが停止する心配はありません。
また、DNS(ドメインネームサーバ)の切り替えも行うため専門的な知識や技術が不要で、初心者でも気軽に利用できます。
まとめ
テレワークを推奨する企業が増える中、インターネット環境で社内のデータや情報を管理・共有することが定着し、より快適に業務を遂行できるようになりました。
その反面、外部からのサイバー攻撃によって、会社にとって重要なデータや顧客情報が外部に流出するリスクがあります。
大切なデータや情報を守るためにも、ファイアウォールツールとセキュリティソフトを導入して、外部・内部からの不正アクセスを遮断する必要があります。
あらゆるファイアウォールツールが発売されているので、導入後に失敗しないためにも自社の目的に適した内容のパッケージと費用のツールを選び、より快適に安全にクラウド上で情報を管理しましょう。
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